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さあて、あと三日間。 大関復帰を果たした貴景勝がこのまま幕内優勝するのか? 今日の豪栄道との一番が分かれ目となりますね。 もし、負けて、3敗勢と並んだ場合、これはわからなくなりますねえ。 まさか、一昨年の秋場所、引退する直前の日馬富士の11勝での優勝というわけにはいかないでしょうから、3敗で決まるのではないか?そうあって欲しいと願います。大関から陥落した直後の場所で優勝し、大関に復帰した例は? 今とは、番付の仕組みがだいぶ異なる事情だった江戸時代、 1781安永10年3月場所で9戦全勝で優勝(相当)した大関の谷風梶之助でしたが、翌場所(天明元年10月場所)では、錣嶽 岡右エ門 と 鷹ノ海 灘右エ門 という,集客のための見世物的要素の強い「看板大関」二人を番付最上位に据えた為、谷風は関脇に落とされてしまいました。しかし、この場所でも9戦全勝で優勝(相当)、 この時点で59連勝、 翌場所(天明2年2月場所)では,看板大関は二人とも番付から消え、谷風が大関に復帰し、本来の形になりました。 それ以外は、大関から陥落した直後の関脇が大関復帰を賭けた場所での優勝は、例がないと思います。
序ノ口は村田が7戦全勝で優勝しました。 2017年春場所、三段目付け出しでデビュー、昨年名古屋場所では幕下筆頭まで行きましたが、右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い休場が続き、先場所序ノ口まで陥落しました。 尚、幕下付け出し力士では2005年春場所幕下15枚目格でデビューした吐合が番付外まで陥落した事があります。
そうか、鶴竜が移籍した部屋の力士は 同じ部屋になるから対戦がなくなるんですね 時津風部屋に移籍なら正代や豊山は鶴竜と 対戦がなくなるんですね 鶴竜が時津風部屋になったら土俵入りの太刀持ちと露払いは正代と豊山だなと思ったり 遠藤のいる部屋も候補に上がっているとか? 兄弟子だった陸奥親方は現役の時に年寄株を手にいれるのに先代の井筒親方が自分の子供たちの方ばかり熱心で大関の霧島は 茅の外で大変で年寄株を取得するまで 引退できなくて苦労したという 嘘か本当か解らない記事を読んだ事があります 弟の錣山部屋が同じ時津風一門なら、すんなり錣山部屋に移籍だっただろうに 横綱の移籍となると一門で、いろんな思惑が動きそうですね 将来は鶴竜が帰化したら井筒の年寄株を 取得するんでしょうか? 稀勢の里の先代の親方が亡くなった時は 確か九州場所だったかが始まる直前に亡くなったんですよね? 稀勢の里が涙した記事を見た事があったけど鶴竜の今の気持ちを稀勢の里も解るだろうなと思ってます 鶴竜が納得して、やりやすい部屋に移籍して欲しいです
間違いはすぐに認めて謝る。北の富士さんの潔さ。素晴らしいことですねえ。今朝も、白旗を上げて、場所前の予想が大きく外れたことを省みていました。 貴景勝にはすっかりだまされた!?場所前の低評価…我々の完敗である 貴景勝が妙義龍を下し10勝目を挙げ、大関復帰を決めた。それだけに大事な一番だったが、貴景勝は冷静沈着に妙義龍が気負い込んで出てくるところを突き落とした。見ているほうがあきれるくらいに淡々と勝負を振り返る。どうやら周りの評価にも貴景勝はかなりの自信を持っていたようである。稽古もリハビリも十分にやって準備万端、心配はなかったと語っている。確かに相撲内容を振り返ってみても、負けた2番以外は貴景勝本来の相撲で勝っている。一体、私たちは何を見ていたのだろうか。 横審総見や一門の連合稽古で見た貴景勝の不振極まる稽古は……、どうやらすっかり騙されたようだ。 孫子の兵法に「敵を欺くには、まず味方から」とある。それだ。私なんかまさにきりきり舞いにされてしまった。8勝は保証するが、10勝は無理、それどころか途中休場もあるかもとまで述べている。面目丸つぶれとはこのことか。舞の海も同罪である。我々の完敗を認めるしかない。参りました。かくなる上は、ぜひ優勝してもらいたい。 こうなったら「便所の火事」である。やけくそで残る3日を予想しよう。豪栄道と貴景勝の一番が問題となる。貴景勝が勝ったらそのまま一気に優勝を決める公算が大きい。しかし対戦成績は豪栄道がいいだけに再度優勝の行方は混とんとなるだろう。まだ3敗力士が数人残っているので予断は許さない。 場所はまだ終わってはいない。打倒貴景勝の心意気を見せてもらいたい。絶不調と言われた貴景勝にこのまま優勝までされて君たちは悔しくないのか? 自分の見る目のなさを棚に上げて力士に説教する往生際の悪さは我ながら情けない。炎鵬も負けたことだし、今夜もおとなしく寝るとしよう。食欲は全くなし。少し熱っぽい。あと3日、体が持つか心配である。皆さんも風邪が流行っているらしいので気を付けてください。傷心の北の富士は寝ます。 ・・・北の富士さん、風邪ですか、ラジオ解説で咳き込んでましたものね。 コカコーラ200ccを鍋にあけて沸騰させて、炭酸を飛ばしたあとで、そこに、チューブの練り生姜を一本全部入れて、中火で3分ほど煮詰める。火を止めてから、ハチミツを大さじ2杯くらい入れてかき混ぜて、ゆっくりお飲みください。 周富徳さんという中国料理(広東料理)の達人から、青山の周さんのお店で教わった「コークジンジャー」という風邪対策の飲み物です。私も実践して、後輩にもレクチャーして、みんなで、風邪退治しています。 足の裏まで汗をかく、それほど発汗量が半端ないので熱も下がり、喉にもいい! 飲んだらすぐ寝る。 ただし、換えの下着と寝巻、それにタオルを枕元に置いておかないと、夜中に汗びっしょりで起きるでしょうから、すぐ汗を拭いて、着替えたら、もう一度寝る。 朝には治ってます。途中で寝酒は禁物です。Yさん、北の富士さんにお会いしたら、教えてあげて下さい。 できれば、今日か明日に「コークジンジャー」を飲んで、千秋楽の解説で元気な声を聴かせて下さい。
今日、「大関から陥落して復帰をかける場所で大関復帰を決めた史上最速記録」となる十二日目で10勝を挙げた貴景勝。思わず手を叩いてしまいました。しかし、その後のインタビューが長すぎましたねえ。 うるっとさせようとしているアナウンサー(西の支度部屋担当インタビュアー)の魂胆がみえみえ、質問のが低俗でしたねえ。相撲実況としてのアナウンサー勉強が足りない、インタビューでした。 インタビューでの質の低い質問が長過ぎたために、結びの栃ノ心対御嶽海が終わっちゃうのかと やきもきしました。 で、井筒部屋問題ですが、 時津風一門の親方衆の話では 「先代の井筒部屋時代に逆鉾の兄弟子だった現・陸奥親方(元大関・霧島)の部屋に移籍するのが本来なら順当なところだが、逆鉾とは現役時代から手が合わなかったから可能性は低そう。陸奥部屋の部屋付き親方で、同じく逆鉾の兄弟子だった立田山親方(元前頭・薩洲洋)が一時的に井筒部屋を継承するやり方もあるが、横綱が常に出稽古をしていた時津風部屋か関取の多い追手風部屋が有力です」 一門に横綱がいるかで協会内での親方衆の発言力も変わってくる という角界。 関取たちにとっても同部屋になれば横綱との対戦がなくなる。横綱・鶴竜の移籍先がどこになるか、目が離せない。
鶴竜に対してもいいすきた反省、年取ると頑固になるが(おばちゃんは特に!)すんなり認めて謝罪なんぞ、それこそ、かっこいい!だわ。 この姿勢見習わないと。 昨日のラジオ、北と富士の浴衣きていた様で勝ったら、浴衣きた自分の手柄の様な事言っていたから、皆でクスッとしたわ。北の富士さんオンリーで聞いてますが、組み合わせが、人気ある人同志はあてなければいいのにね。 さぁこれから相撲タイムです!
昨日はテレビ解説が荒磯親方、ラジオ解説が北の富士さん。 お二人の解説を楽しみにしている私にとっては、この解説かぶりは困りました。 他の親方衆には申し訳ないが、両方聴いていると、忙しくて忙しくて。 内容が100%は入ってこない。 聖徳太子ではないので、辛かったです。 舞の海さんの解説も、以前の朝日山さん(元琴錦)の解説も 元寺尾の解説も 好きですが、 やはり今、一に北の富士さん、二に荒磯さんなのです。 ところで北の富士さん、今朝は「俳人・北の富士復活宣言?」 ・・・・・十一日目を終えて、優勝争いはかなり絞られてきたようだ。 2敗の明生は小兵の石浦に全く力を出す暇を与えず、一気に寄り切って快勝した。伸び伸びと自分の相撲を獲りきっている。雑念がないのが良い。 隠岐の海は、優勝の意識は十分過ぎるほどある。立ち合いから踏み込みよく前に出たが、剣翔の重い腰を攻め切れず、肩透かしで敗れた。これで3連敗。 あっという間に優勝争いから遠のいた。それでも望みはまだ残されている。 めったにないチャンスだから諦めてはいけない、と言いつつも、私の方はすでに諦めている。御免なさい。 2敗だった朝乃山も、北勝富士のしつこい押しに屈して3敗となった。十分になりかけたが、北勝富士は徹底的に左から攻めたのが功を奏した。朝乃山にとって実に痛い3敗目で、一歩後退。しかしまだ望みはある。 私はひそかに御嶽海を買っていたのだが、伏兵の竜電に土俵際まで攻められながら、うまく回り込まれて、逆転された。明らかに詰めを誤ったと言ってよいだろう。竜電は、柔らかい足腰と懐の深さにおいて上位陣に十分通じるものを持っている。こんな力士をなめてはいけない。 2敗力士が次次と負けてしまったが、貴景勝はぬかりなく不調の栃ノ心を送り倒した。十日目の一番で右膝が空足(からあし)気味になって一瞬ヒヤリとしたが、その心配は無用であった。取り口は段々と良くなっている。2連敗のときは立ち合いの当たりが悪かったが、すっかり元に戻った。たいした根性である。決して弱音は吐かない。言い訳はしない。見上げたものだ。「屋根屋のふんどし」である。 愛読書は「葉隠」。昨夜、それを読んでみたが、私にはさっぱりわからん。あえて言うなら、貴景勝は「ラストサムライ」と呼ぶにふさわしい男だ。大関復帰はここまでくると間違いないだろう。優勝にも一番近い存在と言ってよい。しかしすんなりとはいかないとも思える。3敗までは圏内である。もうひと波乱あるかもしれない。どうぞお楽しみを。 外は冷たい雨。こんな夜は静かに本でも読もうか。それとも俳句でもひねろうか。かっこいい。。。。 ・・・・・・「屋根屋のふんどし」って、フーテンの寅さんの口上っていうか啖呵ですね。 『結構毛だらけ猫灰だらけ。 見上げたもんだよ屋根屋のフンドシ。 見下げて掘らせる井戸屋の後家さん。・・・・』 文末の俳句でも捻ろうか 格好いい は ? 和服を着て、夕涼みしながら、俳句を考え、腕組みしている北の富士さんの姿? それなら納得ですが。
温故知新・大相撲カレンダー 9月19日 2007平成19年秋場所十一日目、前頭十四枚目の豪栄道 対 同八枚目の豪風の一番 仕切りの最中に、中年女性がビラの束を抱えて土俵へ乱入を試みた。 時間いっぱい、互いに塩に分かれて体を拭いている頃、正面黒房寄りの「砂かぶり席」あたりから女性客 1名が土俵に上がらんとし、警備員が右腕を掴んでこれを引き下ろそうとすると、腕を抜いてなお土俵に上がらんとした為、 正面放駒審判長は西の錦戸審判を呼んで下ろさせにかかり、呼出二名も駆けつけ、さらに黒房下控えの高見盛も飛び込み、正面砂かぶりの観客が右足を、錦戸審判が右腕を、遅れて高見盛が左腕を引っ張って黒房側通路に引きずり出し、錦戸審判が後ろに廻って追いやって、無事に退場させた。 赤房下で豪風、白房下で豪栄道、塩を掴んだはいいものの、ただただ見やるのみ。どうやら落着したが、場内のざわつきが収まらず。この不届き者は、警察へ連行されて書類送検となったが、持っていたビラには、「福山雅治には悪霊が憑いている」と書かれていた。 さて土俵上、 観客の視線は乱入してきた不届き者が退場していった黒房方向の通路に行ってましたが、行司溜りに座していた時計係り審判に促されて 豪栄道から塩を撒き、最後の仕切り。当たり合って豪栄道右前褌を取ると豪風左おっつけ右筈から左突き落としで左に廻る。 豪栄道は右が切れるがついていって白房、左でおっつけ。豪風が黒房に廻って引くと、豪栄道頭を下げて右筈で押し出した。この時の行司の木村和一郎は逃げた方向が悪く、居場所がなくなり正面溜まりに飛び降りた。 土俵上の相撲は、豪栄道が豪風を押し出して勝利、三日目からの9連勝となった。 なお、この時の、行司・和一郎は、今の立行司、41代 式守伊之助。 そうです、昨日の結び前の一番で栃ノ心が逃げる方向に自分も逃げて、激突し土俵下へ仰向けに転落した伊之助さんです。 玉治郎と同じく、土俵上の力士の動きの流れを読めない行司さんですね。
当日券は今でも買えます。ただ、人気が凄くて、当日朝の6時半には、もう100人以上並んでいます。6時に国技館正面玄関に着けば、80-100番目ぐらい。 雨天だったらもうちょっと少ないかもしれませんが。 ところで Keichanさん 荒磯親方がスポニチアネックスに投稿している記事を御存知ですか? 稀勢の里の相撲は、左差しにこだわってばかり、左を差されると上体が起きてバタバタ・・・と、割と不器用だったのに、解説では饒舌に、そして、実体験を基に、けっこう的確に分析しています。 テレビやラジオの解説では、アナウンサーとのやりとりでもスムーズに、私たちにもわかり易く解説してくれていますね。 その荒磯親方が3日に一度のペースで投稿しているスポニチアネックス<荒磯親方の真眼> を紹介します。 スマホやパソコンでも見れるので、もう御存知かもしれませんけど。 9/19 「稽古した人間にしかわからない相撲」 十一日目 明生は石浦に左をおっつけられました。体格差のある力士には、私も左を殺されることがありました。そこで頭を下げたり、距離を取ったり、いなしたりしがちですが、明生は差しにいきながら我慢して、おなかを出して右をおっつけにいきました。うるさい相手にはああいう攻め方が有効です。稽古がしっかりできていて、丹田(へその下の辺り)の力が出来上がっているから、腹を出しながら差しながら腰が下りていくのです。いわゆる基本のような相撲ではないのですが、稽古をした人間にしか分からない相撲です。 貴景勝とともに2敗で優勝争いのトップに並んでいますが、上位の経験もほとんどないので意識しなくていいでしょう。決めたことをやり続けるというのが明生の魅力です。欲を持ってやる必要はありません。稽古場でやってきたことしかできないので、稽古場でやってきたことを生かしてほしいと思います。 9/16「貴景勝、完全に後の先 脳みそ対決制した」 八日目 貴景勝の立ち合いは御嶽海を先に出させてから当たっていました。自分が100で当たり、相手には70しか出させない。完全に後の先。あれを考えてやっているのであれば脅威です。当たった後もしっかり両足で押し込んでいました。2連敗した相撲は下半身が安定していないところがありましたが、この日は御嶽海に何もさせませんでした。疲れも残らないし、理想の相撲。脳みその対決を制した感じです。場所前から10勝以上はできると見ていましたが、今も同じ考えです。 御嶽海は立ち合いで強弱をつけられたことで頭の中が混乱し、次に何が来るか分からなくなってしまいました。脳が止まって体が止まり、最後は気が抜けたようになっていました。御嶽海も密着して相手の力を利用して寄っていくのが得意ですが、自分のやりたい相撲を貴景勝に取られてしまいました。そこが大関に上がった力士との違いでしょう。 9/13「朝乃山、先場所“負け越し”の悔しさ胸に 本格化」 五日目 鶴竜はもろ差しのうまさと前さばきのうまさがありますが、相手の圧力を感じるのは苦手なタイプです。朝乃山はその横綱にさばかれずに圧力勝ちし、左上手を取って寄り切りました。夏場所で優勝していますが、本格的になった感じです。 先場所は初の上位との総当たりで負け越しましたが、それが生きています。経験すると人間は強くなります。私も初めて朝青龍と対戦したときは歯が立たなかったのですが、速さや硬さ、強さを感じることで「上位で戦っていける」という気持ちになりました。朝乃山も悔しさを糧に稽古を積んで、しっかり修正してきました。 嘉風の引退は残念でなりません。力を抜かない貴重な存在で、おかげで場所前から本気の稽古ができました。普段から相撲のことをしっかり考えている力士で、食べ物やサプリメントのことで熱い議論をした思い出もあります。今後は親方として一緒に二所ノ関一門を引っ張っていければと思っています。 9/10「白鵬 小指痛めたのは稽古の質の証明 二日目 白鵬は稽古で右手小指を痛めたと聞きましたが、基本に忠実な横綱だからこそのケガと言えます。「親指のケガより小指のケガ」と言われるように、まわしを取るのは小指からというのが基本です。私も小指を脱臼したことがありますが、親方から「いいケガ」と褒められました。白鵬は骨折だったため休場になってしまったのが残念ですが、それだけ質のいい稽古をしているという証拠です。 横綱の凄さは、休むところは休むし、治すところは治すというのが徹底しているところです。その間に違う部分も鍛え直してきます。今場所は初日の北勝富士戦で敗れたところで無理と感じたのでしょう。稽古場でできても、本場所では3倍も4倍も負担がかかってくるからです。 休場が増えたことで心配する声も聞かれますが、私はまだやれるとみています。今回も次のことをしっかり考えての休場でしょう。 荒磯親方が秋場所展望「白鵬&鶴竜2強に貴景勝ら平成力士が挑む」 [ 2019年9月8日 09:30 ] 大相撲秋場所は8日、両国国技館で初日を迎える。右膝の負傷により大関から陥落した西関脇・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)は大関復帰を懸けて2場所ぶりに復帰する。関脇、小結の三役は、貴景勝を含めて初めて平成生まれの力士で占められた。スポニチ本紙評論家の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は、貴景勝の大関復帰の可能性や期待される若手力士など、秋場所の展望について語った。 優勝争いの中心はやはり鶴竜、白鵬の両横綱でしょう。その中で今場所は三役が全て平成生まれとなり、世代交代真っただ中という感じです。若手力士を引っ張っていくのは、ケガで関脇に落ちていますが貴景勝とみています。10勝以上で大関返り咲きとなりますが、私は10勝できると予想しています。 貴景勝には勘の良さがあり、筋力もついてきました。もみ合うと右膝に負担がかかりますが、初日の大栄翔は動き回ってくる相手だけに、下からあてがっていけば負担がかかることはありません。感覚を取り戻すにはもってこいの相手です。 場所前の映像などを見ると、腰を割り切れていないところが見られました。ケガをする前は相手の力を利用して下から入り、腰が割れているから相手の力で押し切れた。貴景勝の相撲はそういうイメージです。あの腰の割り方でそういう相撲が取れるかというのが少し気になるところです。 初日に貴景勝と当たる大栄翔にとっても勝負の場所になります。彼は典型的に稽古をして強くなってきた力士。力強さが出てきて突っ張りの回転力のスピードも増し、持ち前の運動神経の良さが生かされています。楽しみな存在の一人です。 名古屋場所では炎鵬、照強が活躍しました。2人に共通しているのは基本に忠実だということです。圧力があるからこそ技が決まるし、下から入り込む腰の当て方などは小兵と感じないものがあります。炎鵬は名古屋場所で勝ち越しを決めた14日目の取組で、下に入った瞬間、妙義龍の体を浮かせました。照強もほとんど前に出て勝っています。今場所も2人に注目です。 若い世代が台頭している中、私と同世代の力士には頑張ってもらいたいという気持ちがあります。幕内下位にいる栃煌山(32歳)、十両の勢(32歳)は、こんなところで終わる力士ではありません。実力のある力士だけに奮闘を期待します。(元横綱・稀勢の里)
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さあて、あと三日間。
大関復帰を果たした貴景勝がこのまま幕内優勝するのか?
今日の豪栄道との一番が分かれ目となりますね。
もし、負けて、3敗勢と並んだ場合、これはわからなくなりますねえ。
まさか、一昨年の秋場所、引退する直前の日馬富士の11勝での優勝というわけにはいかないでしょうから、3敗で決まるのではないか?そうあって欲しいと願います。大関から陥落した直後の場所で優勝し、大関に復帰した例は?
今とは、番付の仕組みがだいぶ異なる事情だった江戸時代、
1781安永10年3月場所で9戦全勝で優勝(相当)した大関の谷風梶之助でしたが、翌場所(天明元年10月場所)では、錣嶽 岡右エ門 と 鷹ノ海 灘右エ門 という,集客のための見世物的要素の強い「看板大関」二人を番付最上位に据えた為、谷風は関脇に落とされてしまいました。しかし、この場所でも9戦全勝で優勝(相当)、 この時点で59連勝、 翌場所(天明2年2月場所)では,看板大関は二人とも番付から消え、谷風が大関に復帰し、本来の形になりました。
それ以外は、大関から陥落した直後の関脇が大関復帰を賭けた場所での優勝は、例がないと思います。
序ノ口は村田が7戦全勝で優勝しました。
2017年春場所、三段目付け出しでデビュー、昨年名古屋場所では幕下筆頭まで行きましたが、右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い休場が続き、先場所序ノ口まで陥落しました。
尚、幕下付け出し力士では2005年春場所幕下15枚目格でデビューした吐合が番付外まで陥落した事があります。
そうか、鶴竜が移籍した部屋の力士は
同じ部屋になるから対戦がなくなるんですね
時津風部屋に移籍なら正代や豊山は鶴竜と
対戦がなくなるんですね
鶴竜が時津風部屋になったら土俵入りの太刀持ちと露払いは正代と豊山だなと思ったり
遠藤のいる部屋も候補に上がっているとか?
兄弟子だった陸奥親方は現役の時に年寄株を手にいれるのに先代の井筒親方が自分の子供たちの方ばかり熱心で大関の霧島は
茅の外で大変で年寄株を取得するまで
引退できなくて苦労したという
嘘か本当か解らない記事を読んだ事があります
弟の錣山部屋が同じ時津風一門なら、すんなり錣山部屋に移籍だっただろうに
横綱の移籍となると一門で、いろんな思惑が動きそうですね
将来は鶴竜が帰化したら井筒の年寄株を
取得するんでしょうか?
稀勢の里の先代の親方が亡くなった時は
確か九州場所だったかが始まる直前に亡くなったんですよね?
稀勢の里が涙した記事を見た事があったけど鶴竜の今の気持ちを稀勢の里も解るだろうなと思ってます
鶴竜が納得して、やりやすい部屋に移籍して欲しいです
間違いはすぐに認めて謝る。北の富士さんの潔さ。素晴らしいことですねえ。今朝も、白旗を上げて、場所前の予想が大きく外れたことを省みていました。
貴景勝にはすっかりだまされた!?場所前の低評価…我々の完敗である
貴景勝が妙義龍を下し10勝目を挙げ、大関復帰を決めた。それだけに大事な一番だったが、貴景勝は冷静沈着に妙義龍が気負い込んで出てくるところを突き落とした。見ているほうがあきれるくらいに淡々と勝負を振り返る。どうやら周りの評価にも貴景勝はかなりの自信を持っていたようである。稽古もリハビリも十分にやって準備万端、心配はなかったと語っている。確かに相撲内容を振り返ってみても、負けた2番以外は貴景勝本来の相撲で勝っている。一体、私たちは何を見ていたのだろうか。
横審総見や一門の連合稽古で見た貴景勝の不振極まる稽古は……、どうやらすっかり騙されたようだ。
孫子の兵法に「敵を欺くには、まず味方から」とある。それだ。私なんかまさにきりきり舞いにされてしまった。8勝は保証するが、10勝は無理、それどころか途中休場もあるかもとまで述べている。面目丸つぶれとはこのことか。舞の海も同罪である。我々の完敗を認めるしかない。参りました。かくなる上は、ぜひ優勝してもらいたい。
こうなったら「便所の火事」である。やけくそで残る3日を予想しよう。豪栄道と貴景勝の一番が問題となる。貴景勝が勝ったらそのまま一気に優勝を決める公算が大きい。しかし対戦成績は豪栄道がいいだけに再度優勝の行方は混とんとなるだろう。まだ3敗力士が数人残っているので予断は許さない。
場所はまだ終わってはいない。打倒貴景勝の心意気を見せてもらいたい。絶不調と言われた貴景勝にこのまま優勝までされて君たちは悔しくないのか?
自分の見る目のなさを棚に上げて力士に説教する往生際の悪さは我ながら情けない。炎鵬も負けたことだし、今夜もおとなしく寝るとしよう。食欲は全くなし。少し熱っぽい。あと3日、体が持つか心配である。皆さんも風邪が流行っているらしいので気を付けてください。傷心の北の富士は寝ます。
・・・北の富士さん、風邪ですか、ラジオ解説で咳き込んでましたものね。
コカコーラ200ccを鍋にあけて沸騰させて、炭酸を飛ばしたあとで、そこに、チューブの練り生姜を一本全部入れて、中火で3分ほど煮詰める。火を止めてから、ハチミツを大さじ2杯くらい入れてかき混ぜて、ゆっくりお飲みください。
周富徳さんという中国料理(広東料理)の達人から、青山の周さんのお店で教わった「コークジンジャー」という風邪対策の飲み物です。私も実践して、後輩にもレクチャーして、みんなで、風邪退治しています。
足の裏まで汗をかく、それほど発汗量が半端ないので熱も下がり、喉にもいい! 飲んだらすぐ寝る。
ただし、換えの下着と寝巻、それにタオルを枕元に置いておかないと、夜中に汗びっしょりで起きるでしょうから、すぐ汗を拭いて、着替えたら、もう一度寝る。
朝には治ってます。途中で寝酒は禁物です。Yさん、北の富士さんにお会いしたら、教えてあげて下さい。
できれば、今日か明日に「コークジンジャー」を飲んで、千秋楽の解説で元気な声を聴かせて下さい。
今場所は誰が優勝するんだろう?
まさか11勝4敗かな?
今日、「大関から陥落して復帰をかける場所で大関復帰を決めた史上最速記録」となる十二日目で10勝を挙げた貴景勝。思わず手を叩いてしまいました。しかし、その後のインタビューが長すぎましたねえ。
うるっとさせようとしているアナウンサー(西の支度部屋担当インタビュアー)の魂胆がみえみえ、質問のが低俗でしたねえ。相撲実況としてのアナウンサー勉強が足りない、インタビューでした。
インタビューでの質の低い質問が長過ぎたために、結びの栃ノ心対御嶽海が終わっちゃうのかと やきもきしました。
で、井筒部屋問題ですが、
時津風一門の親方衆の話では
「先代の井筒部屋時代に逆鉾の兄弟子だった現・陸奥親方(元大関・霧島)の部屋に移籍するのが本来なら順当なところだが、逆鉾とは現役時代から手が合わなかったから可能性は低そう。陸奥部屋の部屋付き親方で、同じく逆鉾の兄弟子だった立田山親方(元前頭・薩洲洋)が一時的に井筒部屋を継承するやり方もあるが、横綱が常に出稽古をしていた時津風部屋か関取の多い追手風部屋が有力です」
一門に横綱がいるかで協会内での親方衆の発言力も変わってくる という角界。 関取たちにとっても同部屋になれば横綱との対戦がなくなる。横綱・鶴竜の移籍先がどこになるか、目が離せない。
鶴竜に対してもいいすきた反省、年取ると頑固になるが(おばちゃんは特に!)すんなり認めて謝罪なんぞ、それこそ、かっこいい!だわ。
この姿勢見習わないと。
昨日のラジオ、北と富士の浴衣きていた様で勝ったら、浴衣きた自分の手柄の様な事言っていたから、皆でクスッとしたわ。北の富士さんオンリーで聞いてますが、組み合わせが、人気ある人同志はあてなければいいのにね。
さぁこれから相撲タイムです!
昨日はテレビ解説が荒磯親方、ラジオ解説が北の富士さん。 お二人の解説を楽しみにしている私にとっては、この解説かぶりは困りました。 他の親方衆には申し訳ないが、両方聴いていると、忙しくて忙しくて。 内容が100%は入ってこない。 聖徳太子ではないので、辛かったです。
舞の海さんの解説も、以前の朝日山さん(元琴錦)の解説も 元寺尾の解説も 好きですが、 やはり今、一に北の富士さん、二に荒磯さんなのです。
ところで北の富士さん、今朝は「俳人・北の富士復活宣言?」
・・・・・十一日目を終えて、優勝争いはかなり絞られてきたようだ。 2敗の明生は小兵の石浦に全く力を出す暇を与えず、一気に寄り切って快勝した。伸び伸びと自分の相撲を獲りきっている。雑念がないのが良い。 隠岐の海は、優勝の意識は十分過ぎるほどある。立ち合いから踏み込みよく前に出たが、剣翔の重い腰を攻め切れず、肩透かしで敗れた。これで3連敗。 あっという間に優勝争いから遠のいた。それでも望みはまだ残されている。 めったにないチャンスだから諦めてはいけない、と言いつつも、私の方はすでに諦めている。御免なさい。 2敗だった朝乃山も、北勝富士のしつこい押しに屈して3敗となった。十分になりかけたが、北勝富士は徹底的に左から攻めたのが功を奏した。朝乃山にとって実に痛い3敗目で、一歩後退。しかしまだ望みはある。 私はひそかに御嶽海を買っていたのだが、伏兵の竜電に土俵際まで攻められながら、うまく回り込まれて、逆転された。明らかに詰めを誤ったと言ってよいだろう。竜電は、柔らかい足腰と懐の深さにおいて上位陣に十分通じるものを持っている。こんな力士をなめてはいけない。 2敗力士が次次と負けてしまったが、貴景勝はぬかりなく不調の栃ノ心を送り倒した。十日目の一番で右膝が空足(からあし)気味になって一瞬ヒヤリとしたが、その心配は無用であった。取り口は段々と良くなっている。2連敗のときは立ち合いの当たりが悪かったが、すっかり元に戻った。たいした根性である。決して弱音は吐かない。言い訳はしない。見上げたものだ。「屋根屋のふんどし」である。 愛読書は「葉隠」。昨夜、それを読んでみたが、私にはさっぱりわからん。あえて言うなら、貴景勝は「ラストサムライ」と呼ぶにふさわしい男だ。大関復帰はここまでくると間違いないだろう。優勝にも一番近い存在と言ってよい。しかしすんなりとはいかないとも思える。3敗までは圏内である。もうひと波乱あるかもしれない。どうぞお楽しみを。
外は冷たい雨。こんな夜は静かに本でも読もうか。それとも俳句でもひねろうか。かっこいい。。。。
・・・・・・「屋根屋のふんどし」って、フーテンの寅さんの口上っていうか啖呵ですね。
『結構毛だらけ猫灰だらけ。 見上げたもんだよ屋根屋のフンドシ。 見下げて掘らせる井戸屋の後家さん。・・・・』
文末の俳句でも捻ろうか 格好いい は ? 和服を着て、夕涼みしながら、俳句を考え、腕組みしている北の富士さんの姿? それなら納得ですが。
温故知新・大相撲カレンダー
9月19日
2007平成19年秋場所十一日目、前頭十四枚目の豪栄道 対 同八枚目の豪風の一番 仕切りの最中に、中年女性がビラの束を抱えて土俵へ乱入を試みた。
時間いっぱい、互いに塩に分かれて体を拭いている頃、正面黒房寄りの「砂かぶり席」あたりから女性客 1名が土俵に上がらんとし、警備員が右腕を掴んでこれを引き下ろそうとすると、腕を抜いてなお土俵に上がらんとした為、 正面放駒審判長は西の錦戸審判を呼んで下ろさせにかかり、呼出二名も駆けつけ、さらに黒房下控えの高見盛も飛び込み、正面砂かぶりの観客が右足を、錦戸審判が右腕を、遅れて高見盛が左腕を引っ張って黒房側通路に引きずり出し、錦戸審判が後ろに廻って追いやって、無事に退場させた。 赤房下で豪風、白房下で豪栄道、塩を掴んだはいいものの、ただただ見やるのみ。どうやら落着したが、場内のざわつきが収まらず。この不届き者は、警察へ連行されて書類送検となったが、持っていたビラには、「福山雅治には悪霊が憑いている」と書かれていた。
さて土俵上、 観客の視線は乱入してきた不届き者が退場していった黒房方向の通路に行ってましたが、行司溜りに座していた時計係り審判に促されて 豪栄道から塩を撒き、最後の仕切り。当たり合って豪栄道右前褌を取ると豪風左おっつけ右筈から左突き落としで左に廻る。 豪栄道は右が切れるがついていって白房、左でおっつけ。豪風が黒房に廻って引くと、豪栄道頭を下げて右筈で押し出した。この時の行司の木村和一郎は逃げた方向が悪く、居場所がなくなり正面溜まりに飛び降りた。
土俵上の相撲は、豪栄道が豪風を押し出して勝利、三日目からの9連勝となった。
なお、この時の、行司・和一郎は、今の立行司、41代 式守伊之助。
そうです、昨日の結び前の一番で栃ノ心が逃げる方向に自分も逃げて、激突し土俵下へ仰向けに転落した伊之助さんです。 玉治郎と同じく、土俵上の力士の動きの流れを読めない行司さんですね。
当日券は今でも買えます。ただ、人気が凄くて、当日朝の6時半には、もう100人以上並んでいます。6時に国技館正面玄関に着けば、80-100番目ぐらい。
雨天だったらもうちょっと少ないかもしれませんが。
ところで Keichanさん
荒磯親方がスポニチアネックスに投稿している記事を御存知ですか?
稀勢の里の相撲は、左差しにこだわってばかり、左を差されると上体が起きてバタバタ・・・と、割と不器用だったのに、解説では饒舌に、そして、実体験を基に、けっこう的確に分析しています。 テレビやラジオの解説では、アナウンサーとのやりとりでもスムーズに、私たちにもわかり易く解説してくれていますね。
その荒磯親方が3日に一度のペースで投稿しているスポニチアネックス<荒磯親方の真眼> を紹介します。
スマホやパソコンでも見れるので、もう御存知かもしれませんけど。
9/19 「稽古した人間にしかわからない相撲」
十一日目 明生は石浦に左をおっつけられました。体格差のある力士には、私も左を殺されることがありました。そこで頭を下げたり、距離を取ったり、いなしたりしがちですが、明生は差しにいきながら我慢して、おなかを出して右をおっつけにいきました。うるさい相手にはああいう攻め方が有効です。稽古がしっかりできていて、丹田(へその下の辺り)の力が出来上がっているから、腹を出しながら差しながら腰が下りていくのです。いわゆる基本のような相撲ではないのですが、稽古をした人間にしか分からない相撲です。
貴景勝とともに2敗で優勝争いのトップに並んでいますが、上位の経験もほとんどないので意識しなくていいでしょう。決めたことをやり続けるというのが明生の魅力です。欲を持ってやる必要はありません。稽古場でやってきたことしかできないので、稽古場でやってきたことを生かしてほしいと思います。
9/16「貴景勝、完全に後の先 脳みそ対決制した」
八日目 貴景勝の立ち合いは御嶽海を先に出させてから当たっていました。自分が100で当たり、相手には70しか出させない。完全に後の先。あれを考えてやっているのであれば脅威です。当たった後もしっかり両足で押し込んでいました。2連敗した相撲は下半身が安定していないところがありましたが、この日は御嶽海に何もさせませんでした。疲れも残らないし、理想の相撲。脳みその対決を制した感じです。場所前から10勝以上はできると見ていましたが、今も同じ考えです。
御嶽海は立ち合いで強弱をつけられたことで頭の中が混乱し、次に何が来るか分からなくなってしまいました。脳が止まって体が止まり、最後は気が抜けたようになっていました。御嶽海も密着して相手の力を利用して寄っていくのが得意ですが、自分のやりたい相撲を貴景勝に取られてしまいました。そこが大関に上がった力士との違いでしょう。
9/13「朝乃山、先場所“負け越し”の悔しさ胸に 本格化」
五日目 鶴竜はもろ差しのうまさと前さばきのうまさがありますが、相手の圧力を感じるのは苦手なタイプです。朝乃山はその横綱にさばかれずに圧力勝ちし、左上手を取って寄り切りました。夏場所で優勝していますが、本格的になった感じです。
先場所は初の上位との総当たりで負け越しましたが、それが生きています。経験すると人間は強くなります。私も初めて朝青龍と対戦したときは歯が立たなかったのですが、速さや硬さ、強さを感じることで「上位で戦っていける」という気持ちになりました。朝乃山も悔しさを糧に稽古を積んで、しっかり修正してきました。
嘉風の引退は残念でなりません。力を抜かない貴重な存在で、おかげで場所前から本気の稽古ができました。普段から相撲のことをしっかり考えている力士で、食べ物やサプリメントのことで熱い議論をした思い出もあります。今後は親方として一緒に二所ノ関一門を引っ張っていければと思っています。
9/10「白鵬 小指痛めたのは稽古の質の証明
二日目 白鵬は稽古で右手小指を痛めたと聞きましたが、基本に忠実な横綱だからこそのケガと言えます。「親指のケガより小指のケガ」と言われるように、まわしを取るのは小指からというのが基本です。私も小指を脱臼したことがありますが、親方から「いいケガ」と褒められました。白鵬は骨折だったため休場になってしまったのが残念ですが、それだけ質のいい稽古をしているという証拠です。
横綱の凄さは、休むところは休むし、治すところは治すというのが徹底しているところです。その間に違う部分も鍛え直してきます。今場所は初日の北勝富士戦で敗れたところで無理と感じたのでしょう。稽古場でできても、本場所では3倍も4倍も負担がかかってくるからです。 休場が増えたことで心配する声も聞かれますが、私はまだやれるとみています。今回も次のことをしっかり考えての休場でしょう。
荒磯親方が秋場所展望「白鵬&鶴竜2強に貴景勝ら平成力士が挑む」
[ 2019年9月8日 09:30 ]
大相撲秋場所は8日、両国国技館で初日を迎える。右膝の負傷により大関から陥落した西関脇・貴景勝(23=千賀ノ浦部屋)は大関復帰を懸けて2場所ぶりに復帰する。関脇、小結の三役は、貴景勝を含めて初めて平成生まれの力士で占められた。スポニチ本紙評論家の荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は、貴景勝の大関復帰の可能性や期待される若手力士など、秋場所の展望について語った。
優勝争いの中心はやはり鶴竜、白鵬の両横綱でしょう。その中で今場所は三役が全て平成生まれとなり、世代交代真っただ中という感じです。若手力士を引っ張っていくのは、ケガで関脇に落ちていますが貴景勝とみています。10勝以上で大関返り咲きとなりますが、私は10勝できると予想しています。 貴景勝には勘の良さがあり、筋力もついてきました。もみ合うと右膝に負担がかかりますが、初日の大栄翔は動き回ってくる相手だけに、下からあてがっていけば負担がかかることはありません。感覚を取り戻すにはもってこいの相手です。 場所前の映像などを見ると、腰を割り切れていないところが見られました。ケガをする前は相手の力を利用して下から入り、腰が割れているから相手の力で押し切れた。貴景勝の相撲はそういうイメージです。あの腰の割り方でそういう相撲が取れるかというのが少し気になるところです。 初日に貴景勝と当たる大栄翔にとっても勝負の場所になります。彼は典型的に稽古をして強くなってきた力士。力強さが出てきて突っ張りの回転力のスピードも増し、持ち前の運動神経の良さが生かされています。楽しみな存在の一人です。
名古屋場所では炎鵬、照強が活躍しました。2人に共通しているのは基本に忠実だということです。圧力があるからこそ技が決まるし、下から入り込む腰の当て方などは小兵と感じないものがあります。炎鵬は名古屋場所で勝ち越しを決めた14日目の取組で、下に入った瞬間、妙義龍の体を浮かせました。照強もほとんど前に出て勝っています。今場所も2人に注目です。
若い世代が台頭している中、私と同世代の力士には頑張ってもらいたいという気持ちがあります。幕内下位にいる栃煌山(32歳)、十両の勢(32歳)は、こんなところで終わる力士ではありません。実力のある力士だけに奮闘を期待します。(元横綱・稀勢の里)