
マグロといえば大間だが、南の沖縄でも4月~8月にかけてマグロの旬がきます。クロマグロは、冬に北の寒い海で過ごし、夏は南の温かい海で過ごすため、沖縄近海のマグロは今が旬です。初耳の方もいらっしゃるかもしれませんが、沖縄はマグロ県です。漁獲高は、全国第三位で沖縄県内の漁獲高は半数以上(約54%)はマグロ類です。
また、クロマグロ・メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガマグロと4種類とれ、夏はクロマグロ、秋はメバチマグロ等、四季によって各マグロの旬が異なり、年中新鮮なマグロを味わうことができます。現在、生鮮マグロは、沖縄県の漁港組合、官公庁、企業が一体となって力入れてます。(生鮮マグロの「生鮮」は、冷凍しない状態で流通されることを意味します。)
この時期は、県内あちらこちらで『まぐろ』の文字が躍りだします。ではかんじんの味はどうでしょうか。皆様ご存じのとおり沖縄は海に囲まているため、遠洋漁ではなく近海漁が大多数で、マグロ自体も冷凍ではなくチルドの状態で港まで運ばれてきます。消費者の手元に届く時には、栄養素等が身に残り、口に入った時、うまさの源となります。
[写:PROHajime NAKANO@fliker]