養殖サーモンの高値が天井となり新たな弊害が出始めています

日本が主導権を持ってメインで販売していたチリ産の銀サケ、トラウトサーモン、アトランティクサーモンが価格高騰し始めたのは2016年からでした。日本向けの価格設定にしていたものが、欧米からの引き合いが強くなり、現地が主導権を取るようになりました。欧米と同等価格での設定で輸出するようになったのです。

日本においては現在最安値の2倍以上に高騰しています。1.5倍相場くらいまで売れ数はあまり変わらなかったのですが2倍近くなった頃から売れ数が鈍り始めました。原因は量販店が拡販をしなくなったからです。圧倒的な物量を販売するのは量販店です。その量販店が特売企画から養殖サーモンを除外しはじめました。また輸入商社も必要以上の輸入をやめました。

現地チリでは新たな弊害が生まれています。養殖サーモンの売れ数が減ったため、養殖場からの水揚げが減り、出荷されないサーモンが必要以上に成長してしまいます。大きすぎるサーモンに限り価格を下げ始めました。しかし安くても大き過ぎるサーモンは切り身などに使いづらく、売れ数が増えていません。大きくなり過ぎたサーモンを安くして出荷しようにも売れない、そしてその間エサを食べたサーモンは順次大型化していくという悪い連鎖になっているといいます。今後サーモンの価格は下がるものと予想されます。

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