山の幸で地域おこし

山形県庄内町は県の北西部、庄内平野の中心にあります。よく山形県の形が人の顔に例えられますが、ちょうど目のあたりに位置します。12年前に旧余目町と旧立川町が合併し、庄内町になりました。旧立川町の南端は中山間部になりましたが、米が取れにくい地域だったこともあり、旧立川町の名産品である米が売り出せませんでした。

そこで地元農家の方が名産品の創出を目指し「山の芋」の栽培を始めました。俗に言う大和芋です。やせた土地であるため粒は小さいですが、他地域で栽培しているものより粘りが強く、香りも際立ちます。栽培面積はまだ小さく、地元では幻の芋と言われていますが、来年は栽培農家戸数も2倍になる予定で、「山の芋料理」を開発中ということです。

なかでもイベントや祭りで試験的に販売している「山の芋コロッケ」は売り切れになる人気商品です。ジャガイモのほくほく感とは違い、濃厚でクリーミーな舌触りで、クリームコロッケのようです。もちろん、とろろとして食べても絶品ということです。だし汁を加えても強い粘りで地元の米「つや姫」とも相性抜群です。

名産になりつつある「山の芋料理」は、他にも開発中で、今年中には「道の駅しょうない風
車市場」でも提供される予定となっています。

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