香川県のソウルフード しょうゆ豆

香川県には、しょうゆ豆というソウルフードがあります。しょうゆ豆とは、香ばしく煎ったそら豆を、醤油や砂糖などで作られたタレに漬け込んで味付けしたもので、香川では昔から郷土料理として親しまれています。

しょうゆ豆の由来は、四国八十八箇所巡りと関係してると言われています。昔、香川のとあるところで、お遍路さんを接待するお宿を経営していたおばあさんがいました。素焼きの瓦でそら豆を煎ってると、そのうち一つが跳ね、偶然そばに置いてあった醤油の壺に飛び込んでしまいました。しばらくしてからおばあさんが何気なくそれを食べてみると、味がよく染み込んでいて柔らかく、美味しいではありませんか。これがしょうゆ豆ができたきっかけだと言われています。

しょうゆ豆は、昔は各家庭でもよく作られていましたが、最近はあまり過程で作られることはないようです。しかし、売られているしょうゆ豆を買って食べる人は多く、未だに郷土料理として深く根付いています。作り方は、乾燥したそら豆を皮ごと焦げ目がつくまで炒め、醤油・砂糖・みりん・唐辛子を合わせたタレに一晩漬け込むだけです。香川県民のほとんどがこのしょうゆ豆を好んでいるのですが、他県の方にはあまり知られていないようですが、空港や駅などの土産コーナーには置かれている場合が多いということです。

[写:torne (where’s my lens cap?)@fliker]

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