低糖質ダイエットブームで注目度高まる-宮崎県の魚うどん

宮崎県日南市の名物として知られる魚うどんは、小麦粉の入手が難しかった戦時中に、小麦粉の代わりに魚のすり身を使って麺を作ったのが始まりとされています。シイラやエソなど宮崎県で水揚げされた魚を生かして作られ、つなぎには卵や片栗粉を加えます。見た目はうどんに仕立ててありますが、原材料はかまぼこや竹輪といった練り製品に近く、魚の旨味が凝縮された味わいが特長です。

日南市の油津漁港近くに店を構える「びびんや」では、魚うどんをタチウオのすり身をベースに作っています。独特の食感を持つ縮れ麺にだし汁がしっかり絡む、食べごたえのある逸品です。

従来は、日南市内の飲食店で提供されるのが中心だった魚うどんは、低糖質ダイエットのブームの高まりと共に、低糖質・高タンパクの食事として広く注目されるようになりました。また、DHAやEPAを豊富に含む魚を原材料としていることから、血液をさらさらにする効果や中性脂肪値を低下させる効果がある点も評価されています。レトルトパウチで長期保存のできる商品が販売され、ネット販売でも高い人気を誇っています。

食料難を乗り切るための工夫として生み出された魚うどんが、飽食の時代に深刻化する健康上の問題を解決する一助となっているのです。

[写:mari@fliker]


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