伊賀流忍術の開祖が修行をした地『赤目四十八滝』

名張市は三重県西部に位置する市で、大阪府や奈良県のベッドタウンとして大規模な住宅街が並ぶ土地です。三重県中心部から西に向かって山間ののどかな風景の中を車を走らせていると、突然街が現れます。山間のベッドタウン、それが名張市です。

さて、そんな三重県名張市に存在する観光スポット、『赤目四十八滝』は全長4キロにわたるハイキングスポット。その名の通り、複数の滝を道中に見ることができます。

赤絵四十八滝では夏には青葉、秋には紅葉と、四季折々の風景を楽しむことができます。筆者は紅葉の頃に何度か足を運んだことがありますが、色とりどりの紅葉と荘厳な滝に、写真を撮る手が止まらなくなったことをよく覚えています。このような魅力から紅葉シーズンには多くの観光客たちがカメラ片手に訪れるスポットです。

また、赤目四十八滝がある名張市は、忍者で有名な伊賀市のお隣の市でもあります。赤目四十八滝には『忍者の森』という施設があり、忍者の修行を体験することができます。

実は赤目四十八滝は伊賀忍者の開祖である百地丹波が修行をした地です。百地丹波がこの地で修行したことで確立した伊賀流忍術を体験することができる忍者の森は、忍者衣装のレンタルができるほか、十数種類の忍者修行アトラクションを楽しむことができます。

また、古くから山岳信仰の聖地ともされており、修験者の修行の場ともなっていたとされています。かつては修験道の開祖である、役行者が修行をしたとも言われており、修行にはもってこいの場だということですね。なお、『赤目』という地名は、役行者が修行の中で、赤い目をした不動明王に出会った伝説から名付けられているそうです。

赤目四十八滝では12月24日にはクリスマスイベントが開催されます。赤目四十八滝の霊蛇滝周辺広場で、クリスマスカラーに彩られた灯りと、数百のキャンドルが水面を彩ります。
滝もライトアップされ、普段とはまた違った壮麗さをみせてくれるでしょう 。

ハイキングコースから忍者の修行まで、多くの顔を持つ赤目四十八滝、是非訪れてみてください。

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