鹿児島県の夏の旬「キビナゴ」 最近見ない?

最近ふと思ったことだ。あれだけ頻繁に食卓に上っていたキビナゴを最近頻繁に見かけなくなった気がするのだ。キビナゴといえば鹿児島県が「夏の旬のさかな」に指定しているほど有名だ。そこで鹿児島県水産技術開発センターの公式データを参照した。鹿児島県水産技術開発センターが平成26年度に発表した「鹿児島県海域におけるキビナゴの漁獲特性」によると以下の通りだ。

『本県のキビナゴ漁獲量の推移は,昭和62年から平成19年まで増減を繰り返しながら1,600~ 2,200トンの間でほぼ横ばいであったが、平成20年以降は減少傾向にあり、平成25年は過去最低の1,273 トンとなった。特に近年は甑島海域での減少が顕著、平成25年の漁獲量は399トンで前年の60%、平年(過去10年平均)の54%であった。』(結果及び考察の項目より抜粋)

キビナゴを丸ごと煮込んでしょうゆ味にして食べた記憶が懐かしいのだが、昭和40年代の一般家庭の定番料理とも言える。昭和で育った人間にとってキビナゴの減少は何か大事なものを失ってしまうような感覚になる。

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