北海道の渓流で「ヤマベ」と「ヒグマ」

北海道の渓流では『ヤマベ』と言う渓流魚が多くみられる。非常に美しい魚体で、ヤマベ釣りの人気も高い。

関東地方ではオイカワの事をヤマベ、北海道ではヤマメの事をヤマベと呼んでいる。オイカワはコイ科、ヤマメはサケ目サケ科なので、呼び方が同じでも違う種類となる。
また、サクラマスとヤマメの違いがよく話題になるが、海に下って大きく成長してから川に戻るのがサクラマス、海に下る事なく河で育つのがヤマメで元は同じである。

北海道では河ごとにヤマベの禁漁期間が違い、河によっては全面禁漁の場合もある。
本州では3月に解禁となる場所が見られるが、北海道ではまだ雪が多く水が冷たいので、6月1日または7月1日の場所が多くなってきている。
日ごろは人の少ない渓流でも解禁日になると、待ち望んでいた多くの渓流釣りファンで賑わう。

餌釣りの餌は本州と同じようにイクラやブドウ虫、ミミズなどが良く使用され、本州より釣り人が少ないために比較的スレていなく、仕掛けが太くても釣り易いのが特徴。河にもよるが25センチを超えるものや、時には40センチ近い大物がかかる事がある。

ただし、北海道の渓流はヒグマの生息地でもあり、釣りに夢中になり過ぎるのは危険だ。ヒグマ除けの鈴や、念のために熊撃退スプレーも携帯したほうが良いかもしれない。
その他、渓流釣りに夢中になると道に迷う事があるのでハンディGPSを持参し、位置確認すると良いだろう。

北海道では温泉地が多いため渓流釣りを楽しんだら、のんびり温泉に入浴して疲れを癒す事ができるのも魅力の一つだ。

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