A. やっぱりスケールとかはおふくろ似 かな。でも、遊ぶちゅうことではおやじ似でしょうね。その辺りは、派手好きちゅうか、人を驚かせたり面白がらせたり、喜ばしたり、そういうのはおやじ似ですね。
そのおやじが消防団に入っていて、冬の火事のときに水をかぶって肺炎を起こし、医者に「もう駄目だな」と言われたけど、おふくろは貯金をはたいて、遠く離れた札幌の病院までおやじを連れて行ってペニシリンを打ってもらい命をとりとめた。でも、その何ヶ月後には、もう女遊びしてましたね。
Q. なにかDNAを感じたくなるなあ
A. あっ、これ書かないで下さいね、親方(=北の富士さん)に『余計なこと言うな!』って言われますから
『 大相撲のコメント部屋 へのコメント 4,645件 』
阿武松親方が体調不良により名古屋場所を休場するようです。
北の富士流 6
北の富士さんの 楽しき少年時代
北の富士さんが書いた自伝『土俵で燃えろ』から
『留萌で過ごした少年時代はけっこう楽しかった。アルバイトで小遣いを稼ぎ、小学校から中学までは野球に夢中だった。スポーツが特に得意というわけでもなく、徒競走でも50mくらいまでの出足はいいが100mのゴールではビリに近い順位で、両親も「みっともなくて・・」と運動会はあまり見に来てくれなくなった。
しかし 騎馬戦や棒倒し といった格闘系になると俄然ハッスル。クラスでも背が高いほうだったから活躍した記憶がある。 野球部ではピッチャーをやって、練習ではスピードボールをびしびし決めたが、コントロールがないのが最大の欠点だった。“港南中の豪腕投手”などと言われたが、監督の信頼がなかったせいか、大事な試合に先発したことはなかった。三振より四球を出すことが多く、背が高いからと一塁手がほとんどだった。 港南中時代に北海道ブロック大会で優勝したが一塁手だった。 そして、準備運動もろくにやらずに遠投をやったのが原因で肩を壊してしまった。』と回想する北の富士さん
当時の野球界は川上哲治選手が大スター、つまり、どこの野球チームでも一塁手が花形ポジションだったが、勝昭の場合は制球力がなくて 背はでかいという事情での一塁手だった。
前述の次兄・健男さんに 勝昭の野球における素質を訊ねると 「ピッチャーとしてはノーコンですね」 と まず即答された。
A. 球は速かったと思うけど、ストライクが入らない。 バッティングは良かったと思うんですけど 脚が遅い。
Q. 相撲では スピード相撲でしたが ?
A. すごく瞬発力はあるんですよ。スタートはものすごく速いんですけど、ファーストに届く前で失速してアウト。 本人がね、『俺は 瞬発力はあったんだけど脚遅いんだよ。でもみんなが運動神経抜群だって言ってくれるんで、まあ、そういうことにしておく』ってなもんでした。
番付発表翌日、今日はスポーツ各紙は恒例の番付詳細掲載。
私は!スポニチとトウチュウを買いました。
朝乃山と阿炎の記事ばかり。
白鵬が出場するのかしないのか?
鶴竜の調子はどうなのか?
貴景勝は出場するのか?一度関脇に落ちて秋場所での二桁勝利を目指すのか?
豪栄道は相変わらず稽古場横綱よろしく絶好調なのか?
大関復帰を果たした栃ノ心は気をよくして好調なのか?それとも足を治すのに休場するのか?
強いのか弱いのか
はっきりしない高安は、どうなんだ?
といった記事が、どちらの新聞にも、まったく載ってなく、がっかり。
北の富士は、親父さんに似たんだね。
写真だけでも見たいけどな。
親父さんは、男前で遊び人ならそちらのDNAを受け継いだのかな。
粋な男、男から見ても惚れる。
NHKニュースウォッチ9のスポーツコーナーで
新三役(小結)の二人・阿炎と竜電
先場所優勝で前頭筆頭の朝乃山
新入幕の貴源治のインタビューを見ました♪
NBA入りが決定した八村が富山県出身なので
朝乃山が「自分の優勝が消えた」とギャグを言い
貴源治は「中学時代にバスケで対戦した」と
それぞれに面白いコメントをしました!
今年の名古屋場所も熱くなりそうです♪
北の富士流 5
北の富士さんの幼少期
幼少期のことを 御兄弟(次弟)にインタビュー
旭川市で(ちゃんこ料理 北の富士本店 櫻屋)を営む 勝昭さんの次弟=三男の竹沢健男さんから話を聞いた。
村松 氏 Q. 御両親の出会いのエピソードは?
健男さん A. 我々の祖父に縁談を勧められたおふくろが、これを拒み、出会ったのが父でした。
身内が言うのも変ですが、本当にいい男だったんですよ、うちのおやじ。 おふくろはすっかり一目惚れして一緒になったのが苦労の始まり・・と おふくろから聞かされました。
Q. その男前ぶりは、今の親方(北の富士さん)と似た風貌なんですか?
A. いや、ちょっと違うかな。 嘘か本当か知らないけど、おふくろが初めておやじの顔を見たときに、 口に入れていたタクアンをポロっと落とした と言ってた。
Q. そりゃ凄い、美男ぶりもすごいけど、お母さんの反応ぶりもすごいですね。 で、親方(北の富士さん)の性格は父親似ですか?それとも
A. やっぱりスケールとかはおふくろ似 かな。でも、遊ぶちゅうことではおやじ似でしょうね。その辺りは、派手好きちゅうか、人を驚かせたり面白がらせたり、喜ばしたり、そういうのはおやじ似ですね。
そのおやじが消防団に入っていて、冬の火事のときに水をかぶって肺炎を起こし、医者に「もう駄目だな」と言われたけど、おふくろは貯金をはたいて、遠く離れた札幌の病院までおやじを連れて行ってペニシリンを打ってもらい命をとりとめた。でも、その何ヶ月後には、もう女遊びしてましたね。
Q. なにかDNAを感じたくなるなあ
A. あっ、これ書かないで下さいね、親方(=北の富士さん)に『余計なこと言うな!』って言われますから
つづく
北の富士流 4
北の富士さんの生い立ち
敬称略
北の富士勝昭(本名・竹沢勝昭)は.昭和17年3月28日に、北海道東部の美幌町の竹沢政信とミヨシの間に生まれた。7人兄弟の次男。
生後間もなくの写真では、アヒルが刺繍された前垂れ付きの幼児服を身につけて、一点を見定めるような凛たる面立ちで、現在の北の富士の面影がかすかに見える。
祖父・父が営んでいた料理屋は、戦争景気で繁盛していたが、戦況有利に湧き立つ兵隊さん相手も、終戦と同時に一気に翳り、勝昭8歳の時に、20kmも離れた留萌へ一家で引っ越し。ニシン漁の盛んな街・留萌は、出稼ぎ労働者が多く、宿泊と食堂を兼ねた労働会館で、食堂を任された父は、じきに、使用人に満足せず、ニシン景気の衰退傾向を読み、(地道に生きようという母の猛反対を押し切って)、近くの大きな割烹料亭を居抜きで買い取り、経営を始めた。しかし、母の心配通り、ニシン漁の斜陽化は予想より早く進み、ついには昭和31年の暮れに旭川市へ夜逃げ同然での引っ越しとなった。
・・・こういった苦労話を北の富士さんの口からは、まず聞けない。ご本人が、負の話をよしとしないからでしょう。生来、周りの人を楽しませることが大好きで、相手から同情されるような話・湿っぽくなるような展開を好まない。角界に入る前の話をほとんどしないのはそのせいでしょうね。
相撲中継で、他の親方が解説席に座り、細かな分析を交えて解説するのも勿論素晴らしい。しかし、北の富士さんが解説席に座り、その声が聞こえてきてだけで、
ん? 今日の北の富士さん ちょっとかすれ声かな?
今日の服装はどんなかな?・・・・・ と、あれこれ想像を膨らませるのが、これまた楽しみですねえ。
関係者曰く、どんな集まりでも、北の富士さんが宴席に混じると、場が一気に明るく花が咲く。 そのあたりは「角界のミスター」と言ってもいいのでは? 『存在そのものに華がある』と思います。 本場所打ち出し後に北の富士さんが国技館を出てきて 車に乗り込むのを幾度か見たことがありますが、建物の西側通路出口で力士の出待ちをしていた大相撲ファンが、歓声をあげながら 贔屓力士そっちのけで、一斉に北の富士さんの周りに群がった光景は凄かった。
つづく
名古屋場所の新番付発表
意外にも、朝乃山の新三役ならず
小結には阿炎と竜電
関脇に御嶽海と玉鷲
朝乃山は筆頭
村松友視さんの「北の富士流」から
北の富士流3
画面に映る、解説者北の富士さん
身内力士への叱責・提言をする時の北の富士の表情の変化、腕の組み方などによって、画面が〝際どい情〟の厚みをおび、スポーツ中継を超える味わいが生じる。したがってアナウンサーが隠岐の海についての質問を北の富士に向ける時は、何かこそばゆい気分で膝を乗り出し、次の顔つき・仕草・言葉を想像する楽しみに浸るのである。
また、解説者での北の富士の服装が、渋く粋な着物姿でないケースもあり、紺やチャコールグレーのシックなスーツにネクタイ姿、ノーネクタイに派手めなジャケットという組み合わせもあり、いずれも画面に映える服装を選んでいるセンスが伝わってくる。眼鏡のフレームも気分によって色々変わるようだが、すべてそれなりに似合うキャラクターであるのが心憎い。
2015年の九州場所、何日目かのテレビ中継を見ていると、〝ド派手〟にかすかにブレーキをかけたような、ほかには郷ひろみくらいしか着る人がいないだろうと思われる、真紅の革のジャケットを身につけた北の富士のバストショットが画面に現れ、思わず目を見張った。
それなりに似合ってはいたものの、これまでと全く違うイメージの身なりだったのだ。一度目のバストショットからしばらく経って、再びバストショットに戻ったとき、ポケットチーフのはみ出し方がさっきより少なめに直されているのを見逃さなかった。 一度目のバストショットをモニターでチェックして、少し出し過ぎたかな と感じて直してきたのだろう と、勝手な想像をもてあそんだ。
そして、そんな小さなところを直したって、真紅のジャケット姿の中では氷山の一角!とテレビ画面に突っ込みを入れてしまった。
・・・赤のレザージャケット、テレビ中継で私も見ました。あれを着こなす北の富士さんの格好良さに呆れましたね。
眼鏡では、白いフレームの眼鏡もオシャレでしたね。
同性である中高年男性から、やっかみや嫉妬を全く感じさせない、圧倒的な格好良さ。もろ手を挙げて応援してます。
つづく
いいね!北の富士さん。
読みながらそおそお、とか声が出る。
この所の不調!が治ったわ。
おばちゃん楽しみにしてます。