
想像を超える大行列あり!秋の海ランチは内房がアツい 酷暑続く8月。ライター油野(以下油)に編集・戎誠輝さん(以下戎)から電話が。
戎「秋の行楽シーズンに向けたおでかけ特集を作ろうと思っているんです。内房の評判店を知りませんか?」
内房で話題と聞いて、ふと頭の中をよぎる1軒のお店。
油「噂では漁協直営のお店に行列ができているらしいですよ」
戎「それ、おもしろそうですね。少し調べてみましょうか」
かくして内房の漁協直営店の調査が決定。改めて内房エリアの漁協直営店を調べると5店舗。
手始めに噂の現場である保ほた田漁協直営『ばんや』へと向かう。
戎「羽田空港から海ほたるまで1時間半かぁ。みんな内房の漁協系を食べたいんですねぇ♪」
突っ込み所満載ですが、大型連休に渋滞はつきもの。陽気な戎さんのようにおおらかな心で旅に出ると大吉ってことで!
結局、到着予想時刻より約1時間遅れて『ばんや』着は11時過ぎ。
満車の駐車場でしばらく右往左往し、やっとの事で車を停めてお店に向かうと、30人を軽く超える行列ができている。
油「漁協直営店、すごい人気」
噂以上の混みっぷりに唖然としつつ、100種類はあるであろうメニューボードを眺め行列待ち。
かなり待つことを覚悟していたが、意外と回転は速く15分で入店。
一番人気の「漁師のまかない丼」(1200円・税別)を食べると、漁協直営店のパワーがヒリヒリと伝わってくる。
戎「漁協系は盛りもいいですね。調査し甲斐があります」
お次は高速道路からも一般道からもアクセスできる「道の駅富ふらり楽里」内の岩いわいとみうら井富浦漁協直営『網納屋』へ
金目煮定食 2150円
待っていると近くから「前回来たときはこれ食べたよね」という声が。リピーターも多そうで期待が高まる。
昼どきゆえの待ち時間は約20分。手書きメニューの「金目煮定食」(2150円)に目が釘付けとなり、迷わず注文。
油「ふっくらとした身は脂がのっていてたまらない!」
戎「さすが内房名物の金目鯛。高速道路のSA的な場所ながら、こんな本格的な海の味が楽しめるのはうれしいですね」
さらに足を伸ばして、房総半島南端にある相浜漁協直営『相浜亭』へ。
海鮮丼 950円
海の家のような簡素な佇まいながらお店は満席。
油「『海鮮丼』(950円)には大きな切り身が折り重なるように入っています。イカがやわらかい。タイが甘くて旨い!」
戎「この内容で1000円切るなんてスゴいお店ですよ」
真夏に扇風機のみの店内はさすがに暑かったが、それを忘れるくらいの内容の良さ。ここまで来た甲斐があるというもの。
そのほかでは岩井富浦漁協直営の『おさかな倶楽部』でいただいた「シマアジ定食」(1800円・税別)が忘れがたい。
つみれのお椀から始まり、刺身まで味も量もピカイチ。
勝かつやま山漁協直営の『なぶら』はホールがパンク気味だったが、アジやタイなどの地魚にサザエも入った「海鮮なぶら丼」(1300円)に心が躍った。
東京都内から100キロ前後で行ける内房エリア。漁協直営以外の旨い店も見つけたので、週末に美味しい魚が食べたくなったら、足を運んでみてください。
今回の記事の店舗情報 網納屋 高速道路派も内房海の幸をとことん楽しめる(海鮮料理/南房総)
https://matomeshi.jp/articles/136
相浜亭 他の追随を許さぬコスパが光るメニューが多数(海鮮料理/館山)
https://matomeshi.jp/articles/137