ウニ漁解禁!積丹ブルーの海で旬のウニを

北海道で採れるウニは、バフンウニとムラサキウニの2種類。ウニの美味しさは、ウニの主食である昆布や海藻と深い関係があると言われ、「昆布の名産地=美味しいウニの名産地」。昆布の一大産地である北海道は、美味しいウニが育つ環境が整っているのです!

利尻島や礼文島などウニ名産地と呼ばれる場所はいくつもあり、獲れる時期も異なります。今回は、札幌から車で約2時間、北海道西部に位置する積丹半島(しゃこたんはんとう:アイヌ語のシャクコタン(夏の村)が地名の由来)のウニ漁解禁に伴い、2017年の初ウニを食べに行ってきました。

訪ねたのは積丹町にある美国観光ハウス。ミシュランガイド北海道2017特別版に、一つ星として掲載された食通も通う和のオーベルジュです。お待ちかねの夕食は、ウニ漁解禁時期のみに提供される生ウニを使ったお料理が主体。(通常、生ウニは6月~8月末まで)

ウニの玉子寄せ、なんばん海老のタタキと烏賊と炙り帆立の塩ウニ和え、ウニのコロッケ、焼きウニご飯。お造りは、ガラスの大きなお皿に、蛸の湯引き、マゾイ、ヒラメの昆布〆、ボタン海老、〆本マス、八角が並びますが、中でも圧巻なのは、やはり生うに。産地ならではの塩水につかった塩加減の丁度良い甘みの強いウニを心ゆくまで楽しめます。味わったことのない良質の水を飲んでいるかのような喉越しに加え、ウニの濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。ウニが苦手という人にこそ味わっていただきたい旬のウニ。

ウニ漁は8月末までの漁期中、40回まで。操業時間は、早朝1操業3時間まで。資源保護の為、漁獲制限2カゴまで等、厳しい規制の中で漁は行われます。そのうえ、天気が良くても風や波の状態で漁に出られない日が続くこともあります。
積丹ブルーと呼ばれる美しい青い海を見て、そんな貴重な北海道の旬のウニを食す。この季節にしか味わえない贅沢を是非。

筆者:澤口美穂。カナダへのワーキングホリデー、グアテマラ留学含め、約2年半北米、中米、南米を中心に周遊。帰国後、ヨーロッパ本社の外資系企業日本法人2社で勤務し、アジア、ヨーロッパへ数多く出張。20代からの訪問国数は約30か国以上。平成28年、生活拠点を東京から札幌に移す。様々な国の人々と共に働いてきた経験や自分の想いを形にした新しいビジネスと人生のセカンドステージを構築中。

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◆美国観光ハウス
公式サイト:http://bikuni-kanko-house.la.coocan.jp/bkh3/index.html
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