県外にも知られるようになってきた岡山のエビめし

エビめしは、岡山県で愛されてきた郷土料理です。県庁所在地である岡山市周辺には、エビめしを提供するお店が多数みられます。洋食屋、喫茶店、大衆食堂など様々な店舗でエビめしがメニューとなっていて、幅広い層に支持されています。エビめしとは、ご飯とエビなどの具材を炒めて、ソースで味付けした料理です。ソースは、ドミグラスソースをベースに、ケチャップやカラメルソースなどを加えた味わい深いソースで、店舗によってそれぞれに工夫が凝らされています。

濃厚なソースが絡んだ黒褐色のエビめしには、美しい色合いの錦糸卵が添えられています。しっかりめの味付けのご飯と、優しい風味の錦糸卵のバランスが絶妙で、食が進みます。口直しにぴったりの千切りキャベツのコールスローサラダを添えて提供している店舗もみられます。エビめしには、存在感のある大きめのエビが使われることが多く、エビ独特の食感と風味を堪能できます。
B級グルメがブームになるにつれ、岡山県外にもエビめしが知られるようになってきました。炒飯、焼き飯のアレンジ版とも言えるエビめしを自宅で作ることに挑戦する人も増え、クックパッドなどのレシピサイトでも作り方が紹介されています。

[写:Maarten Heerlien@fliker]