愛知県岡崎の八丁味噌

愛知県で「味噌汁」といえば八丁味噌を用いた赤い汁のものが一般的。この八丁味噌こそ愛知県 岡崎市の誇れる味噌です。

八丁味噌は、岡崎城から西に八丁(約870メートル)の距離で作られていることがの由来です。八丁味噌は江戸時代初期からの伝統製法で作られていて、「まるや」(創業1337年)と「カクキュー」(1645年)の2社だけで作られています。2006年にはNHK朝の連続ドラマ「純情きらり」ではまるやとカクキューが撮影舞台となりました。

大豆、塩、水とシンプルな原材料で作られており、味は濃厚、コクがあり、酸味、渋み、苦味の独特な風味。旨味が豊富で、塩分控えめの味噌です。地元では日々の味噌汁はもちろん。焼き味噌、田楽、味噌まんじゅうや味噌シフォンケーキ、クッキーなどのスイーツやパンなどにも、工夫を凝らして楽しまれています。コンビニのおでんにもからしのみならず、味噌がついてきます。給食には豆腐の味噌田楽もでます。

愛知県の名物料理にも、味噌カツや味噌煮込みうどんがあります。味噌煮込みうどんは硬めに仕上がっている麺とあつあつの味噌出汁がたまらなくおいしいですが、「山本屋総本家」では八丁味噌をベースに、白みそや生じょうゆなどをブレンドした秘伝の出汁を使っているそう。

この味噌煮込みうどんは家庭でも作ることができます。出汁と濃いめにといた味噌をベースにします。別に硬めに茹でた麺を味噌出汁に投入し、ねぎやかしわやかまぼこ、お好きな具材を入れ、最後に卵を落としふたをしてさっと煮立てれば、熱々の味噌煮込みうどんの出来上がり。ごはんとも相性ばつぐんです。

ちなみに八丁味噌と赤出汁の違いは、八丁味噌は大豆のみの豆味噌。に対し赤だしは八丁味噌に、白みそ(米みそ)を混ぜたものです。

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