寄生虫はまた大きな問題

鮮魚に寄生するアニサキス報道がされてから、量販店、小売店、魚屋等の鮮魚の販売が低迷しているといいます。アニサキスは加熱すれば死滅し、死滅したものを食べても問題はないものの刺身関連は生のまま食べると健康上に問題になるため、販売に影響が出ます。

中でも強く影響を受けているのがカツオです。刺身やタタキという生食で食べるカツオに関しては腹見やハランボの部分に寄生しやすく調理段階で除去可能ながら、多くの量販店では『調理段階で取り除いていますが、万一寄生している場合があります』という表示を売り場にしています。この表示が更に客の買い控えを誘発しているようで昨年対比の半分ほどしか売れない店舗が多くなっています。量販店だけでなく対面で販売する魚屋も同様、カツオが売れないといいます。

一方市場荷受けはどうかというと、東京が売れなくなったため、価格は下がりここ数年で一番の安値推移となっています。それでも量がはけず、価格の割に売り上げキロ数が伸びないため、売り上げ金額では量販店同様に昨年対比で半分程度の推移となっています。また捨て値で投げ売りしたくても買い手がないという悪循環に陥っています。

カツオに関しては寄生虫の存在を知っていた人、知らなかった人がいて、知らなかった人がカツオを買うのを止めたとういう見方が主流といいます。不漁続きが大きな問題となっている水産業界にとって、寄生虫関連ははまた大きな問題ということです。

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寄生虫はまた大きな問題 へのコメント 1件 』

  • 投稿者:ちば

    元、スーパーの鮮魚売り場担当です。おどろきました。アニサキスは鮭に多いと教えられました。
    40年まえくらいの話です。鰹までいるとはね!
    鰹の調理方ですが、煮魚にしてもおいしいです。
    醤油、酒、砂糖、生姜、水を使い調理できます。栄養もあるのですよ。

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