漁港と釣り人のトラブル

漁港には防波堤があり、海釣りにとって最高のポイントであります。近年、漁港の修復などが進み防波堤は長く大きく高くなりました。それだけ潮通しの良い場所へ突き出したため、いままで釣れなかった魚まで釣れ始めています。さらにファミリーフィシングやデートフィシングに始まり、ルアーやエギングなどの流行で老若男女問わず楽しめるレジャーになりました。

漁港での釣りにおいて最近トラブルが目立ち始めています。一つ目は車の駐車です。漁港には漁師さんが使う倉庫や道具が置いてあったりします。また船の前まで車で行って荷物を積み込んだりします。釣り人が止めた車によって、道具が取り出せないとか、船まで車で行けないとかのトラブルがとある漁港で発生しました。漁港を管理する漁協は事前通告なしに、チェーンを張り関係者以外入場禁止の措置を取りました。漁港までの道をふさがれ、車で乗り込めないようにしたのです。これは仕方ない事だと思います。あくまでも漁業従事者の漁港です。

もう一つは転落事故です。防波堤にはテトラなども入っています。釣り人はた他人より釣ろうとしてテトラの上に乗ったりします。この状況で起きる転落死亡事故です。漁業関係者達は自分たちの港で死亡事故があると嫌がります。防波堤の途中に金網を張ったり、金網の扉を付けたりしています。そして立ち入り禁止の看板もあります。しかしそれでも乗り越えて釣っている釣り人を見かけますお互いの言い分はあると思いますが安全が第一です。

さらにもう一つは夜釣り禁止の漁港があります。理由はイセエビの放流事業をしている漁協だからです。イセエビは夜行性で放流されたイセエビは夜釣りで釣れることで有名です。以前は夜釣り禁止ではなかったのですが、情報伝達の早い今の時代は、あの堤防でイセエビが夜釣りで釣れると知ったら多くの釣り人が向かいます。この現象です。

このように漁港と釣り人のトラブルが最近増えています。漁港はあくまでも漁業関係者の基地です。それをわきまえた行動をとるのが釣り人の常識だと思います。こなままいってしまうと釣りの出来る漁港がどんどん減ってしまいます。

[写:Rusty Clark ~ 100K Photos@fliker]

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