富山湾に生息するシロエビの水揚げがスタート

富山湾の宝石とも言われるシロエビの漁が4月より始まりました。この日の漁は富山県の新湊漁港から沖合へ3kmの海域で漁が行われ、ピンク色に透き通るシロエビが水揚げされると、漁業関係者からも喜びの声があがりました。

漁初日の漁獲量は過去5年間でも一番の量を誇り、カゴにいっぱいとなったシロエビは早速競りにかけられました。この日の漁は計5隻の漁船による漁で、1回目の約1,700トンの水揚げで豊漁となり、早速卸売業者などに買い付けられたシロエビは東京などにも出荷されていきます。

県内のシロエビは大きさ5cmから7cmほどの小さなエビで富山県の名産品としても有名な水産物です。主に寿司やから揚げとして食されるシロエビですが、かつては富山でしか食べることができないとも言われました。

シロエビは非常に繊細で、時間が経つと直ぐに鮮度が落ちてしまい生では食べる事が出来なくなり、県外には出荷できない幻のエビとも呼ばれた時代もありました。しかし現在は冷凍技術の発達や輸送方法の増加などによって東京や大阪などの都市部でもシロエビを味わうことができるようになりました。

富山でのシロエビの漁獲期は4月から11月までと決められており貴重な水産資源を守るため操業の規制がされています。

[写:hiyang.on.flickr@fliker]

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)