願い事だけじゃない!七夕の風習「初物食い」とは?

日本では七月七日に七夕が行われていますよね。笹に願い事を書いた短冊を飾る…というのも七夕の風習の一つですが、「初物食い」と呼ばれる風習があるのは知っていますか?今年の七夕では初物食いの風習も取り入れて、願い事のご利益をアップさせてみてください。

初物はとても縁起の良い食べ物
「初物」はその季節になって初めてできた野菜や果物、魚介類、穀物などのことを言います。初物を食べることは「七十五日長生きする」と長寿になることで知られてきました。また、「福を呼び込む」として縁起の良いものであるともされています。とれたてである初物は新鮮で風味が良いことから、日本ではそれを食べることで生命を強く健やかに保つと言われているのです。とても縁起の良いものですから、食べるだけでなく神様や仏様へのお供え物としても選ばれてきました。

七夕と初物の関係とは
旧暦の日本では、お盆は七月十五日の前後に行われていました。そのため七夕とお盆はとても時期の近い行事として、セットのように扱われていたことも。お盆に帰ってくるご先祖様へのお供え物として、お盆の少し前に行われる七夕に初物食いの風習が広まっていました。また、七夕に初物をお供えすることは、織姫のお父様である天帝へのお供え物としての意味もあります。

現在でも七夕に初物をお供えしたり食べたりする習慣は残っていて、夏野菜で飾りをつくって笹を飾り付ける地域もあります。お盆の前になるとナスやキュウリで作った動物を飾っている光景も、七夕祭りでお盆をお迎えしていた昔の名残ですね。

初物食いで食べるもの
七夕の季節はちょうどたくさんの食べ物が収穫できる時期ですから、取り扱う初物も多種多様。有名な七夕の初物としては、よくキュウリ・ナス・トマト・オクラなどの夏野菜が使われています。キュウリやナスには水分がたっぷり含まれていて、夏の水分補給に最適。トマトに含まれているリコピンやオクラに含まれているムチンには夏バテを緩和する効果がありますから、暑さが増してくる七月には是非摂取しておきたいですね。

初物食いでは他にもカツオや鮭などの魚介類もあります。機織りをしていた織姫にちなんだ素麺も扱われていますね。初物を使った料理で健康管理にも力を入れ、楽しい七夕を過ごしてください。

writer:さじや


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