高知県のアユ漁解禁第二陣

6月1日高知県の大半の河川でアユ漁が解禁となりました。2017年度の注目の河川は仁淀川と四万十川です。2016年両河川は未曽有の不漁となり、今後の天然アユの遡上が危惧されていました。春の遡上時期には例年通りの遡上が見られたものの漁協も昨年の不漁を教訓に稚鮎の放流も段階的に行われていました。そして迎えた解禁です。

6月中旬以降雨が降らず渇水が続いている状態での漁でした。仁淀川では前評判が例年並みということで渇水の中多くの釣り人が訪れ友釣りに講じました。結果はやや小ぶりながら例年通りの漁となりました。川幅の狭くなる上流部ほど好調で、中流域はムラのある釣果でした。これは天然遡上主体の仁淀川ならではの現象です。

一方四万十川も毎年解禁日に漁のあるポイントでは友釣り師が集結し竿の放列となりました。アユの型も例年並みで数は例年以上に豊漁でした。こちらも例年同様場所によってムラが激しくいつもの四万十川の風景でした。

2つの河川は2016年の壊滅的な不漁に対し何の対策も打っていません。火振り漁も秋に例年通り行い、落ちアユ漁も例年通り行っています。天然鮎が自然に回復したのです。回復と言っても天然アユの数自体は豊漁不漁を繰り返しながら年々減少しています。かつて川漁師で生計を立てることが可能だった両河川が再び天然アユの河川として復活するには漁協の力が必要だと思います。

[写:yoppy@fliker]

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