佐渡の秘境の絶景と絶品

佐渡島は2つの島が合体したような地形をしていますが、その北側の部分は『大佐渡』と呼ばれています。その大佐渡の最北端に『大野亀』という海に突き出した、その名の通り大きな亀のような一枚岩があります。標高は167mあり、駐車場から山頂を目指すと徒歩で20分ほどを要す高さです。ダイナミックな断崖絶壁で、新潟県で唯一『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に二つ星として掲載された壮観です。

また、大野亀は『トビシマカンゾウ』という明るい黄色の花の群生地で、その数は100万本、日本一とも言われる群生地です。ちょうどこの季節、5月下旬~6月上旬が見頃で、巨大な岩壁をバックに黄色い花が一面に咲き誇り、海の青さとのコントラストが素晴らしい景色を楽しめます。今週末6/ 10土~11日には『佐渡カンゾウ祭り』が開催され、この風光明媚な場所で佐渡伝統の鬼太鼓や民謡が楽しめます。

昼食にはこの大野亀を見渡す『大野亀ロッジ』のランチがオススメです。7種類のお刺身をご飯が見えないほど山盛りにした海鮮丼(1200円)もよいですが、特に1日限定8食!の日替わり定食(1300円)は、季節毎の旬のお刺身、魚のフライ、それに地の食材の小鉢や香の物がセットになった、大変コストパフォーマンスが高いメニューです。頂いた日は、お刺身は溶けるようなヒラメとマグロの中トロ、歯ごたえと柔らかさのバランスが良いタコとブリの4種で、どれもそれぞれが主役になるくらいの美味しさでした。小鉢は首都圏ではなかなかお目にかかれない山菜の『みず』と海藻の『銀葉草』、そして思わず「うまい!と唸ってしまう『ふき味噌』。これだけでご飯がすすみます。魚のフライはブリの竜田揚げ風で、通常のフライに比べてやわらかさと香ばしさが楽しめました。

佐渡の玄関、両津港から北へ車で1時間、佐渡の中でも「秘境」と呼ばれるエリアですが、絶景と絶品ランチを味わいにお出かけになってはいかがでしょうか?

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