夏バテでも美味しく-盛岡三大名物麺 盛岡冷麺

岩手県民にとっては、ソウルフードともいえる『盛岡冷麺』。その名の通り発祥は岩手県の盛岡市ですが、古くから親しまれている『わんこそば』や、『じゃじゃ麺』と並び、盛岡の三大名物麺として、岩手の人々から愛され続けているご当地名物です。

盛岡冷麺の特徴としては、コシの強い麺と、ピリ辛でコクのある冷たいスープで、夏バテでも美味しく食べることができます。スープは、お店によってそれぞれ異なりますが、多くはキムチを使用し、牛骨や鶏ガラをベースにしたお出汁で味付けされたものが多いです。

また、ほとんどのお店で、スープの辛さの強弱の調整が出来るため、辛いものが好きな人はもちろん、辛い物が苦手な女性でも美味しく頂くことが出来ます。そして、岩手の盛岡に限ったことではありませんが、焼き肉屋さんのサイドメニューとしても、盛岡冷麺は人気を誇っています。

たとえ、焼き肉で少しもたれた胃でも、濃厚ながら後味サッパリの冷たいピリ辛のスープと、強いコシのある麺をひとたび口に入れれば、病みつきになること間違いありません。さらに、盛岡冷麺の具材としては、キムチ以外には、チャーシュー(牛肉)やキュウリ、ゆで玉子など、どれもスープの味を邪魔しないどころか、盛岡冷麺をより美味しく引き立ててくれるものばかりです。

更に特徴的な点として、盛岡冷麺には季節ごとのフルーツが添えられています。夏場であればスイカが多く、冬には梨が添えられています。一見すると、ピリ辛なキムチのスープとは合わないようにも思えますが、こうした水分と甘味を含んだフルーツのおかげで、キムチの辛さが緩和されて、よりサッパリと美味しく盛岡冷麺を頂くことが出来るのです。また、盛岡冷麺を作る際に使用するキムチは、各お店ごとの自家製が多いため、色んなお店の盛岡冷麺を食べ比べてみても良いでしょう。

岩手に観光に来られた際には、わんこそばも良いですが、是非盛岡冷麺も食べてみては如何でしょうか。

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