高知県安芸市のちりめん丼

高知県安芸市は東部の海岸線にある町でこの周辺ではシラス漁が盛んです。獲れたてのシラスはドロメと言われニンニク葉で作ったヌタと呼ばれる酢味噌やポン酢で食べられます。その他は浜にある加工場で塩水で茹で上げられ、一日天日で干した釜揚げちりめんとなります。この釜揚げちりめんをご飯にぶっかけて食べたまかない食が発祥だと言われています。

釜揚げちりめんは通常のちりめんと違い乾燥が弱いので柔らかく程よい塩味でご飯とよく合います。ご飯にかけてそのまま食べたり、醤油やポン酢をかけて食べます。この『ちりめん丼』を地域の名産にしたのが安芸市です。B級グルメにも取り上げられ現在安芸市では『ちりめん丼』を提供する飲食店は多くなりました。丼の種類もバラエティに溢れ、昔からの釜揚げちりめんを乗せただけの丼から、釜揚げちりめん以外に乾燥の強い『カチリ』と呼ばれるちりめんを混ぜたり、他の具材をトッピングしたりと品ぞろえの幅は広がっています。

高知の量販店の総菜コーナーや水産コーナーでも売られているほどで、メジャーなグルメになりつつあります。一番おいしいちりめん丼は高知市から車で40分程の安芸市で食べるのが一番です。特に水産加工場が運営している食堂では、出来立ての釜揚げちりめんがたっぷり乗った丼が提供されます。冷蔵庫で冷やす前の出来立ての釜揚げちりめんの風味は現地でないと味わえない味です。

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