山を降り港にまつわる神社へ -神戸市街の八宮巡り3-

神戸の「八宮巡り」をご紹介する連載。前回は山側に鎮座する五宮神社まで巡りましたが、今回は六宮神社へ下り道を進みます。

 

六宮神社・八宮神社

六宮神社へは五宮神社から有馬街道を通って市街地へ降りていく行程となります。有馬街道へは平野交差点から進むことになります。神戸の平野エリアは平清盛が福原京の造営を進めた場所として有名で、交差点付近に展開する平野商店街には清盛像など清盛ゆかりの品を目にします。

有馬街道を湾岸へ下り楠町の交差点を東へ折れ山手幹線通り進むと、道の両側に市民ホールや市民体育館など公共娯楽施設が並ぶ大倉山エリアに入ります。六宮神社はこの大倉山エリアに鎮座しており、道路沿いに建つ八宮神社の白い鳥居が目印となります。

実は六宮神社は八宮神社に合祀されています。別の場所に鎮座していましたが明治期の
都市計画の都合により現在のところに合祀されたのでした。六宮神社には天津彦根命(あまつひこねのみこと)が、八宮神社には熊野杼樟日命(くまのくすびのみこと)が祭られており、どちらも厄除にご利益があるといわれており、平日でも近所の人が参拝しています。

七宮神社

八宮と六宮が合祀されていたため、七宮神社が「八宮巡り」最後の神社となります。湊川公園まで山手幹線通りを進み、公園を抜け新開地の商店街を抜け港方面へ南下します。途中アーケード状の新開地商店街を通りますが、故淀川長治(映画評論家)が愛した神戸の下町である新開地の雰囲気を感じることが出来ます。

新開地商店街を抜けると湾岸エリア、目指す最後の神社へはあと一息です。阪神高速道路の高架の下を道沿いにさらに南下すると、幾重にも歩道橋が重なった西出町と七宮神社南の交差点が見えて来ます。歩道橋を渡るとゴールの七宮神社に辿りつきます。

太古より大己貴尊(おおなむちのみこと)を祭っている七宮神社は平清盛が兵庫の港を整備する際に暴風雨で工事が進まなかったため、整備に必要な土砂を採取していた山に住む神を七宮町に祭ったことで無事に港の整備ができたという逸話があります。港町神戸を歩む詣巡りの締めにふさわしい神社ともいえます。

 

【今回の神社】

■六宮神社
祭神:天津彦根命(あまつひこねのみこと)・応神天皇
住所:神戸市中央区楠町3丁目4-13
アクセス:市営地下鉄「大倉山」下車1分程度

■八宮神社
祭神:熊野杼樟日命(くまのくすびのみこと)
住所・アクセス:六宮神社と同じ

■七宮神社
祭神:天穂日命(あめのほひのみこと)
住所:神戸市兵庫区五宮町22-10
アクセス:JR「神戸」から徒歩10分程度

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