北海道で豊漁だったイワシの商品化

2017年の北海道は昨年以上のサンマの不漁に見舞われました。水揚げ量が増えても小型ばかりで、本来は養殖魚のエサに回されるべくサイズまでが、流通する事態となりました。そんなサンマに変わってイワシが25年ぶりの豊漁に見舞われました。おりしもサンマの旬の時期とぶつかり、鮮魚消費は今一つでした。北海道で獲れるイワシだけに脂の乗りがよく味も良い事から、現地では豊漁のイワシを凍結して保管しました。

そんなイワシですが今度は製品となって流通し始めました。本来はサンマの加工品を作るメーカーや製造工場が小型で高値のサンマの生産量を抑えイワシの製品に取り組みました。定番の汐イワシはもとより、フィレの加工品、味付け加工品、焼き製品、寿司ネタ関連とバリエーション豊かな製品が次々出されています。商品名にも脂がのっていることから、トロイワシのネーミングが多く使われ盛り上がっているということです。一方販売する側の量販店などは一時的な豊漁による製品の販売に戸惑いを見せています。

今までサンマで作られていた製品がイワシに変わっただけですが、今後の継続性の見通しも立たず、定番化にも消極的です。逆に高くても安定した売り上げの見込めるサンマの製品を望んでいる場合が多いということです。またずっと不漁が続いていたイワシは、流通量も少なかったうえ、小骨も多く家庭の食卓から消えゆく魚でした。産地の素早い判断で製品にこぎつけたイワシでしたが、思惑通りには売れず、一部で早くも投げ売りが始まっているということです。


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