中身がないまんじゅう?群馬の焼きまんじゅう

群馬県で生まれ育った人であれば、誰もが一度は口にしたことがある「焼きまんじゅう」。白いまんじゅうを4つほど竹串に刺し、甘辛い味噌ダレを塗って焼いた食べ物です。食感はふわふわとしていて、中身は何も入っていません。初めて食べる他県の人は、中身が入っていないために違和感を覚えることが多いようですが、軽い食感でパクパクと食べ進められることも特徴のひとつです。焼きたてであれば温かくやわらかい食感を楽しめるのですが、冷めてしまうと簡単には噛み切れないほどに固くなってしまいます。

群馬県ならではの郷土料理であり、県内には焼きまんじゅうの専門店が多数存在しています。イートイン、テイクアウトができるところがほとんどで、価格は1本150~250円程。おやつ感覚で小腹が空いたときに食べるものであり、1人あたり1~2本の注文が多いようです。前述の通り、焼きたてでないと充分に焼きまんじゅうを堪能できないためにお土産用も販売されています。こちらは焼く前のまんじゅうとタレがついており、自宅での調理が可能となっています。通販を行っている店舗も多くあり、県外からの注文も可能です。また、県内のお祭りの際には、焼きまんじゅうの露店が出されることも珍しくありません。

今では群馬県内の居酒屋にもメニューで置かれていることもあるなど、県民に長く親しまれている郷土料理となっています。基本的には群馬県でしか販売されていませんが、東京の銀座にある群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」では、県内でも有名な店舗の「ほたかや」の焼きまんじゅうが販売されています。時には店頭で実演販売も実施されているようです。

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