クロソイとタヌキメバルとキツネメバルって?

北海道で釣りの対象魚として楽しめるソイ類は、クロソイ(ナガラゾイ)、ムラソイ(ハチガラ)、シマゾイ(キゾイ)、キツネメバル(マゾイ)などです。これらのソイ類はどれも似ているので、釣り人の間ではひと括りにソイと総称される事が多いですが、それぞれに特徴があるので、区別をする事は可能です。今回はソイ類の習性や区別する特徴を以下に紹介しましょう。

○ソイ類の習性
ソイは魚食性が強く、イカナゴやイワシ、サバなどの小さな小魚類を多く捕食します。他にもエビ類、イカ類、ゴカイ類なども捕食する、貪欲な魚です。主な生息地は沿岸の岩礁帯です。春には浅場に、秋には深場へと移動を行ないます。昼間は岩礁周りに隠れて、夜になると活発に行動します。ソイ類はフィッシュイーターなので、ルアーで釣る事ができます。夜に活発に行動するので、夜釣りがいいでしょう。常夜灯の明暗部を丁寧に探ると釣果に恵まれます。

○クロソイとタヌキメバルとキツネメバル

クロソイとキツネメバルは体色が似ているので、混同されがちですが、クロソイには上顎の上方に3本の鋭いトゲがあるので、区別する事ができます。クロソイは1歳で20cm、2歳で30cm、最大で50cmほど育ちます、タヌキメバルは最大で40cm前後になります。
ソイ類の中で、最も大きくなるのがクロソイで、食べても美味しい魚なので、釣りの対象魚として非常に人気のあるソイです。

また、判別の仕方としてタヌキメバルはクロソイのように上顎の上方に3本の鋭いトゲはありませんので、容易に判断が可能です。一方、キツネメバルとタヌキメバルは市場でも同一種として取り扱いされているほど識別は難しいです。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)