関東のおでんには「ちくわぶ」

皆さんはおでんの具のひとつに「ちくわぶ」というのがあるのをご存知ですか?関東の人たちは、おでんを食べるときに必ず入れるもののひとつに「ちくわぶ」があります。筆者は一時期、仕事の都合で九州に住んでいた頃におでん屋台でちくわぶをリクエストしたところ、「なにそれ?」と言われてびっくりしたことを覚えています。調べてみると、おでんの中身は地方色があることがわかりました。ちくわぶは主に関東や南東北で食べられているおでんの具材とのことです。

ちくわぶは、小麦粉を原材料にして水を混ぜてこね、長い歯車状の形に成形して茹でたものです。中心に穴が開いているし名前も似ているので、竹輪と間違えられることも多いのですが、味も原材料もまったくの別物です。小麦粉をこねたものが美味しいのか、と言われる方も多いと思いますが、関東風のかなり濃い味のだし汁に浸して食べると、おいしいと言われています。

小麦粉が原材料の麩ですので、カロリーはかなりあります。100グラムで170キロカロリーですから、こんにゃくや大根などに比べるとかなり高カロリーなのが分かります。おでんの具として食べるときは1つあたり5~60グラムですので、8~90キロカロリーと考えてください。またコレステロールがないこと、脂質が少ないことも特徴です。

以前はおでん以外ではほとんど見る機会のなかったちくわぶですが、料理レシピサイトの普及で様々な料理の食材として普及しつつあります。スーパーなどで見かけたら、新しい食材のひとつとして挑戦してはいかがでしょうか。

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