親から子へと取り方、食べ方、料理法が伝わる 高知県のイタドリ

イタドリはタデ科の植物で、春に川の側の斜面や土手に群生して生えます。高知県以外ではあまり食用としないらしく、高知県ではイタドリが生えだすと、山菜取りの人たちが取りつくしてしまいますが、他県へ行くと沢山生えているのを見かけます。

イタドリが食用に適した大きさは地面から40cm前後に伸びた頃で、根元付近を折るとポンと音がします。音がしない場合は、食べごろでないか、もしくは成長しすぎて食べごろを逃している状態です。またイタドリの上部が枝が出て葉が出てきた場合も食べごろを過ぎています。高知県においては親から子へとイタドリの取り方、食べ方、料理法が教えつがれ、ています。

茎の部分を食用としますが、取ったばかりなら皮を剥いて、塩をかけてそのまま食べると少し酸味があって美味しいです。代表的な料理は炒め物です、輪切りやそぎ切りにして油で炒めて、砂糖、醤油などで味付けします。最近では香ばしいピリ辛炒めも流行っています。次に多いのは煮物です。輪切りにして醤油ベースで煮付けます。また剥いだ皮は野菜の肥料としても重宝されています。

イタドリは独特の苦みがあるためアク抜きが重要です。すぐ食べる場合は、一度ゆがくと抜けます。すぐ食べないときは塩漬けにすることでアクが抜けます。調理の際は塩抜きします。

春であれば、山菜取りで取れますが、量販店や、田舎の道の駅などでも売っています。また塩蔵物は周年販売していますが、旬が春なので春に食べるのが一番です。

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)