外来魚駆除釣り大会(秋)

滋賀県の琵琶湖では外来魚の駆除と一般市民への啓発を兼ねて外来魚駆除釣り大会が各地で催されています。これらの駆除釣り大会で基本的に対象とされるのがオオクチバスとブルーギルです。コクチバスは琵琶湖では確認されていませんが、流入河川の一部で発見されることがありますので、万が一、琵琶湖に侵入すれば自動的に対象に加えられます。

さて、水温が下がると、オオクチバスやブルーギルはほとんど活動しなくなります。そのため、場所にもよりますが、11月上旬ぐらいまでが勝負です。琵琶湖の外来魚駆除活動や市民への啓発活動を行っている琵琶湖を戻す会さんでは、9月と10月にも駆除釣り大会を開催します。9月の分については9月10日に開催されました。琵琶湖を戻す会さんでは、駆除釣り大会の参加人数や釣りあげて駆除した外来魚の量(kg単位)などをWEBサイトで公表しています。その報告によると、9月10日10:00~15:00の間に草津市の湖岸で行われた駆除釣り大会では、191人が参加され、34.1kgが駆除されました。当地では、4月にも同会が駆除釣り大会を開催しており、その際には169名の参加があり、184㎏を駆除しています。同会によると、過去17年間で最高記録ということでした。

今年の外来魚駆除も、釣りに関してはラストスパートです。水温が十分に下がってしまうとほとんど活動しないので釣りでは難しく、駆除の主力は電気ショッカーボートなどになります。しかし、一般市民ではこのような方法をとることは法令上困難です。そのため、冬季は水温の暖かい場所で凝集している群れを叩くことになります。この場合、ポイントは温排水と湧水です。これらを見つけると、真冬でも釣りで駆除をすることができます。駆除釣り大会は冬場はほとんど開催されませんが、10月の駆除釣り大会にもし興味があれば参加してはいかがでしょうか。

[写:aki.kajitani@flike]

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