ブラックバス 廃棄するよりも食料として

ブラックバスと言えば、日本における外来魚の代表的な存在と言えます。特にルアーを使ったバス釣りは大人気で、その食いつきの強さから、多くの釣り人を魅了しています。ブラックバスがはじめて日本で見られるようになったのは、1925年のこと。実業家の赤星鉄馬がアメリカから持ち帰り、箱根の芦ノ湖に放流したのがはじまりと言われています。それから数十年のうちに、生息地が全国へと広がりました。ブラックバスは生息地を広げるにつれて、日本固有の生態系を乱す原因と言われ、駆除の対象となっていました。釣り人のリリースの禁止の条例や、一斉駆除などが行われてきました。

ブラックバスは駆除の対象となる一方、最近になって食料としても注目されています。これまでブラックバスは独特の臭みがあるため、食用としては敬遠されてきました。しかし、アメリカではバター焼きやフライなど食用魚として、広く食されているという事実があります。実は臭いがするのは皮の部分だけで、身に臭みはないため、正しく調理すれば美味しく食べることができます。

日本ではバスフィッシングの聖地である芦ノ湖や、琵琶湖周辺を中心として、湖周辺のレストランでブラックバスの料理が提供されるほど身近な食料となりつつあります。例えば、琵琶湖博物館ではブラックバスを天ぷらにして、天丼定食としてメニューに出されており、お客さんから好評を得ています。駆除の対象となっている外来魚ですが、放り捨てるよりも、美味しく食べた方が気分はいいものです。今後ますます食用としてのブラックバスの認知は広まっていくことでしょう。

[写:Arnold Gatilao@flickr]

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