「JR東日本初の特急車両」ついに終焉へ 10月に「最後の撮影会」 “廃車後”はどうなる?

「廃車」後はどうなる?

「貸切プラン」では運転台や車内の撮影も可能

 JR東日本大宮支社は2023年9月28日(木)、651系の廃車前に「最後の撮影会」を開催すると発表。同形式について、全車両を廃車する方針を明らかにしました。

 651系は、常磐線を走る「スーパーひたち」用の特急車両として、JR発足後まもない1989(平成元)年に登場。全国で似たような形のいわゆる「国鉄型特急」が走っていたなかで、新時代を強く印象付けた車両です。  常磐線特急に後継のE657系が投入されると、同線からは撤退し、高崎線の「草津」「あかぎ」などで使用されました。2023年3月のダイヤ改正で定期運用からは完全に退き、現在は1編成が残っています。  今回のイベントは「Forever651系 撮影会/貸切プラン」として、10月15日(日)に大宮総合車両センター 東大宮センターで開催。撮影会は屋外の収容線に1編成を展示し、車両外観を撮影することができます。貸切プランでは、前面の愛称表示器と側面の方向幕を、参加者が希望する表示に切り替え、車内や運転台の撮影も可能としています。  撮影会の参加費は1人あたり1万9000円(税込)で、貸切プランはオークション形式で販売される予定。いずれも10月3日(火)10時からJR東日本のショッピングサイト「JRE MALL大宮支社ショップ」で販売されます。 ちなみに、JR東日本によると、651系の廃車後の処遇は未定とのこと。JR東日本初の特急車両として保存なども期待されるところですが「現時点では、そのような計画はない」(大宮支社)としています。

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