「自分の良さを生かせるように」 パット巧者・勝みなみは“パター次第”を克服へ

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 事前情報◇28日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

宮城でのホステス大会を終えたばかりの勝みなみは、火曜日に米国に到着した。今大会はプロアマが2日間予定され、水曜日はコースに出られず。開幕前日のプロアマで初めて18ホールをチェックできるが、「キャディさんが言うには、雨の影響で軟らかくて日本と似ているかもって。先週の流れでいけるのかな」。“スポット参戦”ながら11位タイに食い込んだ先週のイメージも、背中を押している。
徐々にショットの調子が良くなってきていることも、好材料のひとつ。「ショットは結構良くて、あとはパター次第というところまでずっときている。本当にきている」と、ラストピースはグリーン上のパフォーマンス。1ラウンドあたりのパット数は『28.86』で全体4位につけているが、それは“寄せワン”でしのいでいる場面も少なくはなかったから。「ショットがいいところでも、パットの自分の良さを生かせるように頑張りたい」と、つぎはショットでつけて決め切る、という流れを作りたい。

パッティングについては、「初心に帰って」見直した。アライメントの取り方を調整し、フェースが開き気味で被せて打ってしまうストロークを修正。「本番になるにつれて(グリーンスピードが)速くなってくると思うので、調整はしっかりしたい」と、日本ツアーを代表するパター巧者はさらに磨きをかけていく。

シーズンも佳境に入り、残りもわずか。「AIG女子オープン」(全英)を21位タイで終えたことを最後に、3試合連続で予選落ちを喫している。「優勝を目指して頑張っているので、優勝できたら一番うれしいですし、優勝できなくても上位で毎週頑張れるように」。目標に向けての強い気持ちを変えずに、秋のリスタートを切る。(文・笠井あかり)

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