かつてない不漁になった2017年サンマ漁実情

2016年に続いて、2017年もサンマ漁は不漁で始まりました。2016年は公海上での中国船や台湾船によるサンマの先どりが大きくクローズアップされたことが不漁の原因だとも言われました。2017年も昨年同様公海上で中国船や台湾船が早くから漁をしています。

しかし2017年は少し状況が違ってきています。2016年は不漁とはいえサンマのサイズが小型から大型までそろっていました。通常の年ですと140gクラスの小型から200gクラスの大型まで水揚げされていました。ところが2017年には130g中心と言う小型ばかりが目立っています。このサイズは毎年捨て値のような価格で流通していましたが、小型がメインとなり、今年は高値が続いています。

8月の後半から9月の中旬までは全国の量販店が『新物サンマ』と銘打ってチラシ訴求をします。日々1000トン以上の水揚げがあれば価格も安定しますが、現状は100トンから300トンが平均で、大半が量販店の注文に回っています。品薄で引き合いが強く高値のまま推移しているという異常事態に、水産業界は漁獲データをもとに検証し始めました。

日本が獲っているさんまの量は、回遊するサンマの全体量を100%とすると10%足らずと言われています。また中国や台湾が獲っているのも二つの国で10%~15%と推測されています。この数字を見ると少ないと思う人が多いかもしれませんが、実際は天然資源を20%以上取るのは取りすぎと見るのが妥当で、明らかに資源の枯渇に向かっている状況です。

この現状を踏まえ日本が漁獲枠の設定を提示しましたが、当然のように中国は反対しています。このまま向かうと食卓からサンマの消える日も遠くないかもしれません。

[写: Jun Seita@fliker]


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