夏の「渓流釣り」のシーズンもあと少し?

夏の渓流は都市部と比べると気温が若干低く、水温も低いので非常に心地よいものです。渓流釣りのシーズンも残り1ヶ月半程度です。10月には多くの河川が禁漁期を迎えます。そのため、釣行する際は今のうちに予定を立てておくのがおすすめです。

渓流釣りには釣り具の他にも日券や年券を買っておかねばなりません。釣行前に購入場所を確認しておくと、釣行までがスムーズになります。各河川や都道府県によっても異なりますが、渓流釣りの対象となるのはイワナ、アマゴ、ヤマメ、ニジマスなどが中心です。イワナとニジマスは全国的に放流されています。アマゴは主に西日本、ヤマメは東日本を中心に放流されています。エサはブドウムシやイクラ、川虫を使います。濁りが出ているときは、ミミズも使います。

さて話は変わりますが、夏休み中に禁漁期に突入する漁業協同組合は今のところありません。しかし8月も後半になり、日本列島は台風シーズンです。台風が襲来すると洪水や土砂崩れで漁場が荒れてしまうことがあります。

これまでにも、2011年台風12号による土砂崩れにより河川に土砂が流入してしまい、濁りが取れない等の問題が生じたことがありました(注1)。9月になるといよいよ台風が日本列島に最も近づく季節になります。その前に、一度渓流釣りに出かけてみると良いでしょう。初めての人は経験者に同行し、川の危険箇所などしっかりと教えてもらうと、その後の釣行で非常に役立ちます。渓流魚は食味も良く、塩焼きや燻製、ムニエルなど美味しい料理方法が多数あります。

また、酒好きであれば骨酒というのもあります。単に釣るだけではなく、普段とは違う食材に触れる良い機会でもあるので、ぜひ渓流釣りに行ってみてはいかがでしょうか。

注1:奈良県吉野郡東吉野村にある高見川では、養殖施設が被災し数年にわたって渓流釣りができませんでしたが、現在は渓流釣りも再開しています。

[写: Reza@fliker]

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