これからが旬のウナギは都会でも釣れる

 ウナギと言えば江戸時代の発明家平賀源内が考えたキャッチコピー「土用の丑の日」が有名です。この日にはウナギを食べる人も多いのではないでしょうか。ところで、ウナギの旬は7月や8月上旬ではありません。ウナギは冬季に向けて体に脂肪を蓄えます。夏の初めの内はまだしっかりと脂肪が溜まっていないので旬とは言えません。ウナギの旬はこれからが本番です。

ウナギを釣ると言うと、山奥の綺麗な川などを想像しがちですが、大都会の川でも海から近く水質が極端に悪くなければ生息していることはあります。そういった場所の中には、その筋ではかなり有名なポイントもあります。例えば、大阪市内の大川(旧淀川)などは有名です。大川は元は淀川の本流でしたが、明治時代に現在の淀川と水門で区切られるようになりました。この大川の周囲はオフィス街で、そのような場所で釣り具をもって歩くのは場違いな感じがします。

しかし、そこは知る人ぞ知るポイントです。エサは、ドバミミズやサバの切り身などを用います。外道にハネやチヌ、コイなどが掛ることがあります。夜行性の魚ので、日没ごろから釣り始めます。釣り方はブッコミ釣りで、穂先にケミホタルや鈴を着けてアタリを取ります。日が落ちると、暑さも少し収まるので、夕涼みがてらの釣りも良いものです。なお、雨天や水に濁りが入っている日は、昼間でも釣ることが可能です。これからは台風シーズンですので、台風通過後で水位が下がり、まだ濁りが残っているような時点で釣行するのも良いでしょう。

ウナギは生態が完全に解明された魚ではありません。にもかかわらず、乱獲が進んでしまったため、将来的に絶滅の心配がある魚です。もし、ウナギ釣りに行かれた際は、そういったことにも思いを馳せ釣り過ぎないようにしましょう。

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これからが旬のウナギは都会でも釣れる へのコメント 1件 』

  • 投稿者:えび

    最近あのトラフグが東京湾で繁殖してるらしい。江戸前にフグが1つ加わった。

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