インタビュー:瀬戸内のハワイこと周防大島で活躍する起業家

山口県周防大島を舞台に、みかんを使った「起業合宿」を開催するのは、周防大島町伊保田で生まれ育った大野圭司さん。
この小中学生を対象にした、ユニークな取り組みを実現する為にクラウドファンディングで支援を募り、注目を集めました。
第一目標金額の200万円を突破し、最終の目標金額まであと一歩となりました。

今回は「教育から島おこし」を合言葉に、多岐にわたって活動する大野さんに話を聞きました。

――初めに、周防大島の魅力を教えてください。

高齢化率51%、17,000人の島に、10年連続で500人以上の転入者がいます。
明治時代、日本一(3,913人)のハワイ移民を輩出した、瀬戸内のハワイ。
起業家精神は現代にも引き継がれ、20代・30代のUIターン起業家も続々登場しています。

私は同級生が13人、6学年みんなが兄弟のような小学校で育ちました。
木造校舎の床下に隠れての遊びや、海での遠泳記録会なども良い思い出です。
台風の後は島から四国と九州が見えました。

――少子高齢化による影響のもと、子どもたちの現状を大野さんの幼少時と比較してお聞かせください。

1980年(大野2歳)
周防大島町人口 32,021人
15歳未満人口  4,997人

↓40年後

2020年(大野42歳)
周防大島町人口 14,785人
15歳未満人口  918人

人口全体は54%減
15歳人口は72%減

中学校は9校(1980年)から1校(2021年)に統合決定

※出典:国立社会保障・人口問題研究所

――島おこしとして数々の活動されておられますが、その原動力となるのは何ですか?

「怒り」です。
今の自分を育ててくれた周防大島が大好きだからこそ、教育や産業のポテンシャルを活かすことができていない周防大島のことが超不満です。

周防大島の未来について、15歳の頃から誰よりも考え、動いて来たからこそ。島を経営する町行政や町議会に任せる、頼るのではなく、自ら考え、動き、周防大島を導ける人になりたいのです。

――島おこしを始めてからの喜びと苦労の実体験を教えてください。

この島で、曽祖父、両親、妻、子どもたちの4世代で暮らすことができたこと、これまで島の小中学生1,000人以上から、それぞれの夢を教えてもらい、そして、私の夢も伝えることができたこと。
そして、100年続くふるさと、日本の未来をつくるためには起業家教育が必要だと、このクラウドファンディングを通じて、多くの方々の応援をいただいていることですが大きな喜びです。

もちろん苦労も多々ありました。
2013年3月末に、2つの仕事が契約終了となり収入が0円になった時、妻に心配と苦労をかけたことや、4月から心機一転、新大陸の開拓に挑み、教育ベンチャー株式会社ジブンノオトを設立し、広島市中区に事務所を出してからの3年間は、安定した売上をつくることができず苦労してきました。
決して今も安定はしていませんが、一人で年間売上1千万円のステージに挑戦中です。日本一の起業家教育という山の頂きがうっすら見えてきました。

――「島おこし」を通じて描く周防大島の未来像は

周防大島町立「学びのリゾート大学」の創設と、島まるごと起業体験テーマパークをつくり、周防大島に年間100億円の経済を創出することを目指しています。
日本初の町立大学には、AI社会にふるさとで活躍できる人材づくりを理念に、リゾート学部、教育学部、医学部をつくります。
日本人学生1,500人、留学生500人、教職員500人の2,500人規模で島内の小中高附属化。ハワイの大学等との連携を構想しています。

日本の各地から、ふるさとを元気にするために学ぶ大学生たちが、瀬戸内のハワイに集結する。そんな将来を描いています。

「仕事は自分でつくる」という生き方が当たり前の時代になる前に、ぜひご一緒させていただき、時代をともにつくりませんか!

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