
北海道には、アイヌ語に起因し漢字との繋がりのない読むのが難しい地名が多くあります。今回紹介する和寒(わっさむ)町もそんな難読地名の一つです。北海道の道北・上川エリアにあり、名寄(なよろ)盆地の最南端に位置するこの町は、旭川に近く冬は北海道の中でも極寒の地の一つでもあります。ここに、1杯のコーヒーとスイーツ、そしてオーナーご夫妻の作る世界観に会う為に、札幌から片道2時間車を飛ばしてでも行きたくなるカフェがあります。
カフェの名前は「nido」(ニド)。オーナー中野利樹さんは奥様の奈緒子さんと一緒に運営しています。お二人は共に北海道北見市のご出身。一時東京に住んでいた頃から、いつかお店をやりたいと思い、いろいろなカフェに足を運んでいたそうです。
その後、利樹さんが和寒町の地域おこし協力隊に参加する為、和寒町へ移住しました。隊員として活動しながら、カフェ設立のイメージを膨らませ、任期終了後に、お二人で本格的に古い民家の改修からCafeづくりをスタートしました。