石川県のとり野菜みそは「鶏」ではありません

石川県のローカル食材で最近注目されているのがとり野菜みそ鍋のもとです。地元企業が独自のレシピで作ったこの鍋のもとは古くから地元の人に愛されてきました。石川県出身者からいえば、鍋といえばこの味!といっても過言ではないのではないのでしょうか。

とり野菜みその「とり」は、誤解されていることが多いのですが、「鶏」ではなく、「採り」から由来されています。ですので、正確には「採り野菜みそ」たくさん野菜を取って栄養をとれるようにと考案者の願いがこもったネーミングとなっているわけです。
その名の通り、大豆と米麹から作られている米みそには様々な香辛料が調合されていて、様々な種類の野菜にもマッチする味わいになっています。気になる香辛料の調合レシピは企業秘密となっています。

一番おすすめの食べ方はもちろん鍋で、たっぷりの白菜と鶏肉で食べるというのが地元の人のオーソドックスな食べ方となっています。癖になる香辛料とみその味わいで鶏ももをはじめとして、手羽元、ヘルシーなささみ肉など鶏肉のどの部位にもマッチします。野菜も白菜のほかに、大根、ニンジン、ネギ、きのこ類を入れて野菜たくさん栄養満点の鍋を作ることができます。もちろんシメにはうどんやちゃんぽん麺を!味噌煮込み風になり、汁まで飲み干したくなってしまう最後まで楽しめる鍋を作ることができます。

鍋といえば冬の食べ物なのですが、このとり野菜みそは夏の野菜ともよく合います。例えば味噌の味わいで、ナスやピーマンといった夏野菜に豚肉のしゃぶしゃぶを乗せたスタミナ満点のサラダにドレッシングとして使用しても美味しいです。鍋用の使い切りタイプだけでなく、ふたの付いたチューブ口のタイプも販売しているので、それを一つ常備しておくと様々な料理のチョイ足しや隠し味にも使用できます。1人暮らしの方の一人鍋用にも重宝します。

最近ではテレビ番組でも取り上げられることも増えて、全国様々なスーパーで見かけることも多くなりました。地元ではオーソドックスな味に加えて、とんこつ風、ピリ辛味も販売しているので、変わり種の味は石川県のお土産にも是非お勧めです。

[写:tamba sc@fliker]

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