下駄で足が痛くなる「鼻緒ずれ」を防ぐ方法

七月に入ると、花火大会や夏祭りなど…浴衣を着てお出かけするイベントがたくさん行われますよね。浴衣姿には独自の風情があってワクワクしますが、慣れない下駄で足を痛める人も毎年現れます。そこで、下駄を履いても足が痛くならない対策方法についてご紹介していきますね。

鼻緒ずれが起きる理由
下駄の鼻緒と足の指が擦れて痛くなることは、「靴擦れ」ならぬ「鼻緒ずれ」と呼ばれています。鼻緒ずれは足の親指と人差し指の間が鼻緒と摩擦されて起こるもの。指の股にある皮膚が薄いことから、多少の摩擦で水ぶくれができたり皮がめくれたりしてしまうのです。鼻緒のサイズと指の股のサイズが合っていなければ摩擦は更に酷くなりますから、下駄を買うときはあらかじめ試着をしてから鼻緒のサイズが合っているかを確認してくださいね。

履く前に鼻緒を伸ばして広げる
下駄の鼻緒ずれを防ぐには、買った下駄の鼻緒を広げることが大切。まずは足の親指と人差し指の間に挟まる鼻緒の部分(前壺)を指でつまみ、上に引っ張り上げてください。力を込めすぎると鼻緒が伸びすぎてしまうため要注意です。その後鼻緒全体を揉みほぐしながら、左右に広げるように開きましょう。何度か試し履きをしながら鼻緒を広げていくことで、自分の足に合った下駄にカスタマイズできますよ。

奥まで履かずに引っかける感じで
昔の人がカラコロと音を立てながら下駄で歩いていたのは、鼻緒ずれを防ぐためです。現代人は下駄に慣れていませんから、鼻緒を指の股の奥まで入れてしまいがち。しかしこれだと鼻緒と指の摩擦が起きやすくなります。鼻緒は指の股の奥まで入れず、親指と人差し指の先で軽く挟み込むようにしてください。こうして足先に引っかけるように下駄を履くと、鼻緒と指の皮膚が擦れるのを防止できます。下駄は日本の文化ですから、涼しげにカラコロと音を鳴らしながら履きましょう。

道具を使って鼻緒ずれを防止
下駄に慣れていない現代だからこそ、鼻緒ずれを防止するためのグッズも展開されています。鼻緒に直接巻くタイプのクッション材や、下駄の指の股部分に取りつけるジェルパッドなど…。下駄で長時間歩くことが予想される場合は、こうしたグッズで対策を練っても良いですね。また、足の指の股にワセリンを塗っておいたり鼻緒自体に蝋を塗っておくなどして、摩擦を軽減する方法もありますよ。出かける際は念のために絆創膏を持っておくと安心です。

writer:さじや

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