新たなまちづくりの加速へ [岩手県大船渡市で震災から6年目の新年交賀会]

官公庁が仕事始めの1月4日、大船渡市で同市などが主催する新年交賀会が開かれた。東日本大震災から間もなく6年。参加者たちは加速する復興まちづくりへの決意を新たにした。

政財界のメンバーたちが一堂に会して年の初めを祝う新年交賀会。2012年は東日本大震災の影響で中止したものの大船渡市の毎年の恒例行事だ。この日は中心市街地再生のために3メートルほどかさ上げされた同市大船渡町の津波復興拠点整備事業地区に昨年3月移転新築した大船渡プラザホテルを会場に市職員や事業主など約200人が出席。戸田公明大船渡市長は「中心市街地として再生を目指す大船渡駅周辺地区については本設となる商業施設整備が加速していて、この春には2つのグループの商業施設が新たにオープンを迎える。安全でにぎわいと活力あふれる新たな商業観光の拠点づくりに向け、官民連携のもと大きく前進する年。終息の兆しが見えつつある復興需要経済から活力ある民間パワー経済へ移行を図るべく産業界をはじめ関係機関と連携を図りながらまちづくりを行っていきたい」と力強くあいさつした。

同市では中心市街地の再生をはじめとする復興計画約260の事業のうち7割強が完了、残り3割弱のほとんどが竣工し、平成30年度の完了を目指している。災害公営住宅に関しては801戸すべての建設が終わり、被災者の入居が進んでいるほか、防災集団移転事業は本年中に全地区の造成工事が完成する予定で被災者の住まいの再建が進んでいる。

戸田市長のあいさつにもあったように同市の中心市街地における商業の再生は今春、仮設商店から本設へと大きく舵を切る。商業の再建を支援するグループ補助金を使って再建を目指す共同店舗「おおふなと夢商店街」(29店舗)とまちづくり会社「キャッセン大船渡」(29店舗)が整備する商業施設が昨年着工した。地元の菓子店や自転車店などの物販や飲食店が入居する商業施設の建設がかさ上げ地に進んでいく姿は道行く市民に「復興」を感じさせている。

会に出席した「キャッセン大船渡」の臂徹(ひじ・とおる)取締役は「復興まちづくりが本設のタイミングを迎え、商業者や市民の期待の高まりを日々感じている。その期待をエネルギーに変え、より良いまちづくりをしていきたい」と意気込みを見せた。

※画像は大船渡市新年交賀会で高らかに乾杯をする参加者たち


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