保育園と幼稚園、メリットとデメリットは?

保育園ってどんな所?
「保育園と幼稚園って何が違うの?」
「それぞれどんなメリットとデメリットがあるの?」
これから大切な子供を通わせる先を選ぶ上で、まずは知っておきたいことをまとめました。

まず、保育園とは“親が働いている、または病気などの理由で充分に保育できない場合に家庭に代わって保育する”ための、児童福祉法で定められた「児童福祉施設」です。
国の管轄は「厚生労働省」となり先生は「保育士」です。
上記のような条件があるため誰でも申し込めるという訳ではありません。
一般的に、共働き家庭では保育園を選ぶことが多いようです。

保育園のメリットは?
【1】保育時間が長い
共働き家庭にとって一番重要なのはやはり保育時間ですよね。
園によって多少異なりますが、早朝保育や延長保育を使うと朝7時〜夜19時位まで預かってもらうことができます。

【2】0,1,2歳から保育がある
幼稚園は基本的に年少の3歳からスタートですが、多くの保育園では0歳から保育を行っています。育休中だったママもスムーズな職場復帰が可能です。

【3】給食やおやつが完備している
栄養バランスの考えられた給食を毎日食べさせてくれることも保育園の大きなメリットです。
そして、おやつも出してくれるので夕方空腹で機嫌が悪くなることもありません。
延長保育を利用する子供には夕方2回目のおやつを提供している園もあります。

【4】身の回りのことが自分で出来るようになる
保育園での生活にはお昼寝や着替えもあり時間も長いので、自分で自分のことをする場面が多々あります。出来なかったことが出来るように成長に合わせて先生がサポートしてくれます。また、小さい頃から集団生活を送ることによって自然と自律心も鍛えられるようです。

保育園のデメリット
【1】親子の時間が短い
両親が仕事をしている平日、子供たちは一日のほとんどの時間を保育園で過ごします。
朝も慌ただしく、夜の帰宅後もあっという間に就寝時間になるので、ゆったりと親子で過ごす時間は幼稚園に比べると短いと言えるでしょう。

【2】成長を間近で見られないことがある
子供が初めて歩いたのは保育園だった…なんて話も時々耳にします。
長い時間保育園にいれば仕方のないことですが、知らない内に成長してしまうさみしさも多少あるかもしれません。

【3】習い事をさせにくい
両親も子供もお休みは土日だけという場合、平日は習い事への送り迎えをする時間がなかなか作れません。土曜日に通わせる家庭もありますが、家族のレジャーとのバランスを取るなど工夫が必要なようです。

幼稚園ってどんなところ?
幼稚園とは、3歳から小学校入学前までの子供が通う「教育施設」で、年齢に達していれば誰でも申し込むことができます。
国の管轄は「文部科学省」となり、先生は「幼稚園教諭」です。

幼稚園のメリットは?
【1】親子の時間がたっぷりある
降園時間が早い為、その後のお買い物や公園での遊びなど園以外での時間が多く、また、夏休みなどの長期休暇もあるので保育園に比べると長い時間親子で過ごせることになります。

【2】一定時間座って過ごす習慣が付く
教育施設のため一定時間座って学習する機会が多いので、小学校での生活規則に馴染みやすい傾向があります。

【3】制服姿が見られる
すべての園ではありませんが制服着用の幼稚園が多いので、まだ小さい我が子のブレザー姿などを見ることが出来ます。この頃にしか見られない可愛い姿は写真に残しても思い出になりますね。

【4】習い事をさせやすい
降園後も時間があるので、習い事の送り迎えにも充分対応できます。
また、園内でピアノ教室やサッカー教室、絵画教室などを行っているところもあり手軽に色々な経験をさせてあげられるでしょう。

幼稚園のデメリットは?
【1】長時間預けられない
一般的には9時〜14時頃までの園が多く、ママがフルタイムで仕事をすることは難しいのが現実です。追加料金を支払って夕方までの預かり保育を行う園も増えていますが、人数が少なく、働くママへの理解は保育園に比べるとまだ劣ってしまうようです。

【2】食べ物の好き嫌いが直りにくい
幼稚園では、家庭で作ったお弁当を持参することが多いので子供の好きなものばかりが入ったものになりがちです。
そのため小学校給食への移行に苦労してしまうこともあるとか。

【3】親の役割が多い
まるで小学校のPTAのようだったという話も耳にします。
多くのイベントに関わり思い出もたくさんできる分、ママ同士の付き合いの気苦労や時間的な負担もあるようです。

それぞれの家庭に合った選択を
保育園・幼稚園のメリットとデメリットをいくつか挙げてきました。
しかし、デメリットも見方によってはメリットに変換できます。
そして、調べれば調べるほどそれぞれの園によって方針が異なっていることにも気が付くでしょう。
各家庭の価値観に合ったライフスタイルを選び、お子さんの個性も考慮した上で選んでいけたら良いですね。

(文・亀山 美千代)

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