むくみを減らしたい、食べ過ぎを抑えたいなら、ちょっと減塩するだけ。

現代人は塩分過多といわれている通り、大量の塩分に囲まれた食生活を送っている方は少なくありません。塩分過剰は高血圧ならびに、様々な生活習慣病を引き起こしてしまうことで知られています。そんな怖い塩分過剰のリスクと、すぐにはじめられる減塩習慣について紹介しましょう。

塩分過多がアルブミンを排泄させてしまう
ヒトの生体内に存在するたんぱく質成分アルブミン。アルブミンは体液の浸透圧を維持し、様々な物質の運搬を担っているのですが、腎機能が低下することで、これが通常では出ることのない尿中に排出されることとなってしまいます。糖尿病性腎症で腎機能が低下している人には尿検査にて、微量のアルブミンが検出され、それと同時に心血管疾患の発症頻度が高いことでも知られています。このアルブミン尿を引き起こしてしまうのが塩分の過剰摂取です。そのため尿中にアルブミンが検出される方が塩分の摂取量を減らすと、尿中アルブミンも減少するのです。

塩分多めと過剰は紙一重
塩分多めのしょっぱい、濃い味の食事が好きな方は多いものですが、心当たりのある方はついつい食べ過ぎてしまう傾向にありませんか?というのも塩分には食欲を増進させる働きがあるためです。なので少々塩分多めの食事を摂っていれば、食欲増進に伴い更に多くの塩分を摂る羽目になり、果てには塩分過剰となってしまうこともあるのです。塩分たっぷりな居酒屋で食事を摂り、しめにまたまた塩分たっぷりなラーメンを食する、これに心当たりのある方は多いはず。少々多めの塩分が、更に多くの塩分摂取を招き寄せてしまうわけですね。

ちょこっと減塩習慣をはじめよう
料理経験のない方が急に減塩メニューをつくりなさいと言うのは、はっきり言って現実的ではないので、塩分過多を感じている方は、ちょこっと減塩習慣をはじめてみてはいかがでしょうか。具体的には、まず塩分の多い食べ物をなるべく控えること。例えばラーメン、ハンバーガー等のファーストフード、塩魚、醤油込みの寿司、揚げ物などですね。次に塩分過剰とならない調味料選びです。例えば塩よりもハーブ・スパイス、減塩醤油といった低塩の調味料などです。更には新鮮食材の味そのものを生かした薄味料理を意識して食べるよう心がけておけば、かなりの減塩が可能になることだと思います。

他にもラーメンのスープを残すだとか、加工食品を控えるといった心がけも重要ですが、まずは自分にでもすぐに始められる減塩習慣からはじめることが大切です。生活習慣病に負けない健康な身体でいたいあなたは、今日からでもちょこっと減塩習慣をはじめてみてはいかがでしょうか?

writer:サプリ編集部

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