色の持つ効果を利用して、セルフカラーセラピーをしよう

その時々の体の状態や気分に合わせて色を選ぶだけで元気になる方法があるって知っていましたか? 古代ギリシャやエジプトですでに活用されていたといわれ、古代インドの伝統医学書アーユルヴェーダにも色が与える影響の精緻な記述がみられます。現代のアメリカなどではすでに医療現場で活用されているようです。自分でも簡単に出来るので試されてみてください。その意外な効果にびっくりされるかもしれませんよ。

色が体や心に与える影響
壁や天井を赤色にした部屋と青色にした部屋それぞれの中に、目隠しをした状態の被験者に入ってもらい体温、血圧、呼吸数を測定してみると赤色の部屋では体温、血圧、呼吸数いずれも上昇し、青色の部屋では体温の変化は見られないものの、血圧と呼吸数は下降したという実験があります。また、ライトトーナス値と呼ばれる光を当てた筋肉の弛緩と緊張を数値化した実験があって、寒色系の青や緑の光では筋肉が弛緩し、暖色系の赤やオレンジ、黄色の光では緊張するという結果が出ています。

色の違いを活用して元気になってみましょう。
服装に取り入れたり、グッズやインテリアの色を変えたりして色彩が体に与える効果を活用してみましょう

●赤
体を温めて血行をよくする効果があり、アドレナリンの分泌が多くなりますので、運動不足やより活発に動きたい場合、冷え性予防などへの効果が期待されます。

●オレンジ
内分泌系を活性化し体を温める効果があり、食欲不振や胃腸の調子が悪い時、あるいは筋肉通の緩和などにいいでしょう。

●ピンク
脳の血流を増やし、老化防止や認知症防止効果、お肌の衰えを抑える効果、活力を促す効果などが期待できます。

●黄色
リンパ系を刺激し老廃物の排出効果、消化を促し便秘予防、神経系を刺激し活力を出す効果が期待ですます。

●青
神経を沈め、リラックス効果があります。食欲を抑えるのでダイエットの時などにいいかもしれません。睡眠を促す効果、集中力を上げる効果などが期待できます。

●緑
目の緊張を緩和し視力回復効果、神経を鎮静化させストレスを減らす効果、集中力を上げる効果などが期待できます。

●紫
血圧や脈拍を下げ、神経のバランスを取り脳の疲れを取る効果、自然治癒力を上げる効果などが期待できます。

赤やオレンジなどの暖色系は活動的な効果、逆に青や緑の寒色系は鎮静効果などになります。上で述べたライトトーナス値の結果によりますとベージュが一番筋肉の弛緩値が高いことを付け加えておきますね。

writer:Masami

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