脳・心臓疾患で過労死するのは男性がほとんど!残業には注意

世のサラリーマンの方々は、世間からは安定した仕事があってうらやましいとは思われながらも、実情は残業だらけの過酷な労働環境となっていることが少なくありません。それも男性は過労に伴い、脳・心臓疾患で過労死しやすい傾向にあるので、タフなメンタルを持っている男性こそ過労には注意しておく必要があるのです。

過労死と認定される死亡原因はおおまかに二つ
国の定める過労死等防止対策推進法によれば、過労死と認定される死亡要因はおおまかに脳・心臓疾患、精神障害・自殺の二つとなっています。このうち精神障害等が原因による過労死者は全体の6割程度、残りの4割程度が脳・心臓疾患が原因による過労死者となっているようです。いずれも男女を問わず過労死者は出ていますが、脳・心臓疾患が原因によって過労死する割合は男性がほとんどであることがわかっているようです。

脳・心臓疾患で男性が過労死する割合
過去の5年間にわたって調査された労災認定のデータによれば、脳・心臓疾患が原因で死亡する男性は特に40代・50代に多く、その割合は96%という驚きの数値が明らかになったようです。確かにニュースでも会社に勤める男性が脳出血等が原因で過労死したという情報はよく目にします。

何故脳・心臓疾患で過労死する男性が多いのか
脳・心臓疾患で過労死する男性が多いのは、性ホルモンの影響で男性は女性と違い血管老化を抑制する機能が弱いこと、血管老化を伴う喫煙の習慣が多いこと、組織の責任が問われるポストを務める割合・数が男性に多いことなどが挙げられています。

十分な休息・睡眠を心がけて
なお長時間労働が長期間にわたって継続されると、著しい血管の病変が多く見られる傾向にあるようなので、男性は血管の健康を悪化させるような習慣に一層注意しておくべきです。例えば睡眠です。ある程度人は睡眠時に疲労を回復させる機能を持っていますが、睡眠が十分でなかったり質が低下することで、交感神経の緊張が止まらなくなり、血管疾患発症のリスクを大きく高めてしまいます。なので十分な睡眠・質の高い睡眠を心がけることがひとつ。他にも喫煙習慣をなるべく控える、適度な運動を習慣化させる、乱れた食習慣を改めるなどして、常に血管の健康を維持しておくべきでしょう。しかしいかに健康維持を心がけていても、常軌を逸した労働環境に身を置いている方は話は別です。身を滅ぼしかねないような労働環境からは、時に身を引く心構えが必要となるのは言うまでもありません。

writer:サプリ編集部

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