上手に使えば気持ちの整理に!夢日記のメリットとデメリット

「夢日記」とは、眠っているときに見た夢を目が覚めた後で記録していくことです。この夢日記には、「ストレスを軽減する効果がある」という意見もあれば「精神的に参ってしまう」という意見もあります。賛否両論な夢日記のやり方や効果を見ていきましょう。

メリット:ストレスを客観的に見つめ直せる
夢の内容には本人の持っている記憶が反映される、という説が濃厚です。もともと睡眠中、人は脳の中で記憶を整理しているのです。そんな夢の内容は、記憶の中で本人の今抱えている気持ちが分かりやすく表現されています。例えば怖い夢を見るときは何か不安やストレスがあったり、楽しい夢を見るときなら何か良いことがあったり…。そんな夢の内容を日記につけていくことで、自分の気持ちを客観視しながら整理することができます。悪夢の内容から自分のストレスを見つめ直すことができるため、悩みの解決に役立てることができますよ。夢の中でどんなことを怖く思ったのか、何が襲ってきたのか…などを細かに記していくと、現実での不安を解決するヒントになってくれます。

デメリット:夢と現実の区別がつかなくなることがある
夢日記をつけた人の中には、「夢と現実の区別がつかなくなった」と語る声も少なくありません。というのも、夢日記は夢の内容を現実の中で記していく行為ですから、夢の内容を現実で追体験することになります。これにより、夢と現実の境界があいまいになってしまい、夢であったことを現実に、現実であったことを夢に感じてしまう可能性もあるのです。こうなると日常生活に支障を出すため大変危険です。

一長一短:明晰夢が見られるようになる
明晰夢(めいせきむ)とは、夢の中で「これは夢である」と自覚し、自分の意思で自由に行動できる夢を言います。夢日記をつけていると、この明晰夢が見られるようになる可能性が上がります。ただしこれにはメリットもデメリットもあります。例えば悪夢を見たときには、自分の力で迫る危機を打破できるのはメリットになります。ですが明晰夢の場合だと、悪夢の中の危機感が余計にリアルなものになってしまい、眠っているというのに大きなストレスを感じることになるのです。

夢日記をつけるなら現実の日記も一緒に
夢日記は自分の潜在意識を客観的に見つめ直す、自己管理ツールの一つです。ですが現実と夢を混同するのは怖いですよね。夢日記をつけるなら、現実で起きたことを記す日記を別のノートにつけるのがおすすめです。夢日記と現実の日記を同時につけていけば、夢と現実を混同する心配もなくなりますよ。

writer:さじや

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