バイエルンの公式戦無敗がストップ、敗因を語ったターは“リベンジ”に燃える「再び彼らと…」

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、バイエルンはアーセナルに1-3で屈した。試合後、バイエルンに所属するドイツ代表DFヨナタン・ターが、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して、現在の心境と敗因について語った。

 ここまでリーグフェーズで無傷の4連勝を成し遂げているチーム同士のゲームは、22分にセットプレーでアーセナルが先手を取る。しかしながら、バイエルンも32分、ドイツ代表MFジョシュア・キミッヒの見事なロングフィードで同代表FWセルジュ・ニャブリが右サイドを抜け出すと、最後はU-21同代表MFレナート・カールが同点ゴールを仕留め、1-1で前半を終えた。

 しかしながら、後半に入るとアーセナルに主導権を握られ、バイエルンとしては苦しい時間帯が続く。69分にイングランド代表FWノニ・マドゥエケに勝ち越しゴールを許すと、77分にはイングランド代表MFエベレチ・エゼからの一本のパスで最終ラインを破られ、最後はブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリにトドメの3点目を奪われる。試合はこのままタイムアップを迎え、バイエルンは今季CLだけでなく、公式戦全体で見ても、19試合目にして初黒星を喫した。

 試合後、ターは「もちろん、この結果には満足できない。今日は本当に厳しい試合だった」と総括。「細かいところで勝負が決まったと思うが、ディテールをきっちり詰めていたのは彼らだった。だからこそ、彼らは勝者に相応しい」とアーセナルを称賛した上で、具体的な敗因については次のように語った。

「前半の終盤は、僕らが勢い付いていたし、チャンスがあると感じていた。しかし、後半に入ると試合の流れが少し変わった。相手にはホームの後押しもあったし、セットプレーという武器もある。常に危険な状態だった。後半に入って彼らが些細な変更を施し、再び勢いに乗ったことが、今日の試合の結果に大きく影響した。それが最終的な結果を分けた要因だろう」

 バイエルンの公式戦無敗は「18」でストップしたが、ターは「今はこの試合を忘れよう。次の試合に集中するだけだ」と切り替えの重要さを主張。「負けた後、どのような行動を取れるかは常に重要だ。僕らはこれからも前進を続け、努力を重ねる。そして、再び彼らと対戦できることを願っているよ」と、“リベンジ”に向けて意気込んだ。

【ハイライト動画】バイエルン、アーセナルに敗れ今季公式戦初黒星

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