
ボディビルディングやダイエット、健康の維持のためたんぱく質の補給を心がけているあなた。たんぱく質はあらゆる食品に含まれているとはいえ、その含有量について気にしたことはありますか?食品からたんぱく質の摂取を心がけている方には是非着目してもらいたい、アミノ酸スコアについて紹介したいと思います。
たんぱく質は量とバランスを意識しなければならない
食事から摂取するたんぱく質が身体で有効に活用されるためには、適切なたんぱく質量と必須アミノ酸がバランスよく含まれているかが重要となります。ここで十分なたんぱく質が含まれていない、必須アミノ酸がバランスよく含まれていないと有効な身体づくりはもちろんのこと、健康維持にあまり貢献してくれることはないのです。食事から摂取するたんぱく質を有効に活用するためには、十分なたんぱく質、必須アミノ酸がバランスよく含まれる食品を選んで食する必要があります。その食品選びの際に活躍してくれるのがアミノ酸スコアと呼ばれるものです。
アミノ酸スコアとは
アミノ酸スコアとは、食品タンパク質の第一制限アミノ酸含有量を、アミノ酸評定パターン当該アミノ酸含量で割って、更に100を掛けたもの、数値のことですが、これではよく分かりにくいのでもっとわかりやすく表現しますと、たんぱく質の量と必須アミノ酸がバランス良く含まれているかを数値であらわした指標のようなものです。このアミノ酸スコアの数値が100に達しているものであれば、それは質の良いたんぱく質食品だといえます。しかし逆にこの数値が低いほどアミノ酸の恩恵はあまり期待できないということになります。つまり身体で有効に活用されるたんぱく質食品を選ぶ際は、アミノ酸スコアに着目すれば、比較的簡単に質の良いたんぱく質食品が見つかりますよということです。
身近な食品でアミノ酸スコアが高いもの
では具体例として、一般的な身近な食品のアミノ酸スコアを見てみましょう。例えば大抵の日本人が毎日食べている精白米。このアミノ酸スコアは61となっています。これはたんぱく質を目当てに摂取するには心もとない数値です。次にじゃがいも。これのアミノ酸スコアは73となっています。これもいまひとつの数値ですね。他にもキャベツは53、トマトは51、りんごは56、といったものがありますが、いずれもアミノ酸スコアが高いとはいえません。でも中には非常に質の良いたんぱく質食品というものもあります。例えば豚肉ロース、生のアジ、鶏卵、牛乳、大豆といったもの。これらはいずれもアミノ酸スコアが100の食品として知られています。たんぱく質を補給するという意味では、非常に最適な食品であるということです。
もしあなたが日頃から意識してたんぱく質を摂っているのなら、より高い効果を発揮するためにもアミノ酸スコアの高い食品をチョイスするよう心がけてみてはいかがでしょうか。
writer:サプリ編集部