アメリカの慈善団体「サマリタンズ・パース」が、同団体が保有する「DC-8」を退役させました。同団体はは2025年現在、同モデルを運用する数少ないオペレーターでした。
機齢「56年」
福音派のキリスト教徒が運営するアメリカの慈善団体「サマリタンズ・パース」の公式SNSは2025年11月15日、同団体が保有する「DC-8」を退役させたと発表しました。DC-8はジェット旅客機草創期に、アメリカにかつてあった大手航空機メーカー、ダグラス・エアクラフト社(現ボーイング社)が製造したモデルで、サマリタンズ・パースは2025年現在、同モデルを運用する数少ないオペレーターでした。
同団体が運用していたDC-8は製造番号「46013」、1969(昭和44)年にフィンランドのフィンエアーでデビューした機体。同団体では、自然災害、戦争、飢饉といった緊急事態時、犠牲者を支援するために医療スタッフの派遣や、支援物資の輸送のためにこの機体を使用していました。
今後同団体はDC-8を退役させたあと、航空機のラインナップを拡大していくとしています。
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✈️ For the past decade, the Samaritan’s Purse DC-8 cargo plane has been a life-saving resource for countless people around the world—transporting more than 9 million pounds of aid and supplies on 217 missions to communities in crisis, including Jamaica, Tanzania, Ethiopia,… pic.twitter.com/hZcfkad99o
— Samaritan's Purse (@SamaritansPurse) November 15, 2025
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