FIFAワールドカップ26欧州予選・グループGの最終節が17日に行われ、オランダ代表とリトアニア代表が対戦した。
ここまで7試合を消化したグループGで5勝2分を記録し、勝ち点「17」の首位に立つオランダ代表。開幕から無敗を維持する同国代表は、2位のポーランド代表と3ポイント差をつけており、今節を引き分け以上で終えると2大会連続のワールドカップ出場が確定する。指揮官を務めるロナルド・クーマン監督は、フレンキー・デ・ヨングやメンフィス・デパイを先発に起用した。
試合は16分にオランダ代表がスコアを動かす。敵陣左サイドで巧みなポゼッションを披露し、シャビ・シモンズとのワンツーからコーディ・ガクポがボックス手前にパスを供給。一度は相手にカットされたものの、素早いトランジションからF・デ・ヨングが即座にボールを奪い返す。ワンタッチで前線へと送ったパスにタイアニ・ラインデルスが抜け出し、確実に流し込んで先制点を挙げた。
30分にはオランダ代表が最終ラインからボールを繋ぎ、右サイドでパスを受けたドニエル・マレンがダイレクトでピッチ中央のデパイに配球。背番号10が浮き球をフリックすると、左脇を駆け上がってきたラインデルスがスイッチする形でドリブルを開始する。ペナルティエリア正面まで持ち運び、右足のアウトサイドでシュート。完璧にGKの意表を突いたが、惜しくもボールはポストに直撃した。
後半もホームチームが主導権を握り、55分に左サイドでコーナーキックを獲得。大外で待つマタイス・デ・リフトが頭で折り返すと、競り合った相手選手の手にボールが接触する。オンフィールドレビューによる結果、主審はPKと判断。キッカーを務めたガクポがゴール右下に決め切り、貴重な追加点をマークした。
直後の60分にはガクポがドリブルで左サイドを突破。カットインからペナルティエリア内に横パスを出し、最後はX・シモンズが右足を振り抜いて3点目を奪う。さらに2分後、今度はオランダ代表のロングカウンターが炸裂。相手のコーナーキックを防ぎ、ラインデルスが前線にロブパスを供給。マレンがスピードに乗りながらマーカーを抜き去り、左足のシュートで4点目を決めた。
結局、そのまま試合は4-0で終了し、オランダ代表が勝利。オランダ代表の2大会連続12回目のワールドカップ出場が決定。併せてポーランド代表のプレーオフ進出も確定した。
【スコア】
オランダ代表 4-0 リトアニア代表
【得点者】
1-0 16分 タイアニ・ラインデルス(オランダ代表)
2-0 58分 コーディ・ガクポ(PK/オランダ代表)
3-0 60分 シャビ・シモンズ(オランダ代表)
4-0 62分 ドニエル・マレン(オランダ代表)
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