日本の新型宇宙ステーション補給機(HTV―X)1号機が30日未明(日本時間)、国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。長期滞在中の油井亀美也さん(55)がロボットアームを操作して午前0時58分ごろにキャッチし、ISSに取り付けた。
電気や通信系統の接続作業を行い、30日夜(同)にドッキングが完了した。ISSとのハッチが開かれ、宇宙飛行士がHTV―Xの貨物室内に入って、荷物の搬出作業などを行う。
油井さんは取り付け直後、地上との交信で「きょうは私にこの大役を任せていただき、ありがとうございました」と感謝。米航空宇宙局(NASA)の管制室で交信を担当していた星出彰彦さん(56)が「油井さん、キャプチャーおめでとうございます。グッドジョブ」と祝福した。
〔写真説明〕国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の油井亀美也さんが操作するロボットアームでキャッチされるHTV―X=30日(JAXA提供)
〔写真説明〕HTV―XがISSのロボットアームで無事キャッチされ、喜ぶ地上管制官ら=30日、茨城県つくば市の筑波宇宙センター(JAXA提供)

